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準備が終わり外へ出る
私は杖を振りセストラルの姿に変わると、ハーマイオニーとキングズリーを乗せて配置についた
ﾏｯﾄﾞ「"隠れ穴"に迎え!そこで合流だ!3つ数えるぞ!」
マッドアイが指揮を取り、カウントを始める
ﾏｯﾄﾞ「いち…にー───」
「さん!」の合図と共に次々に動き出す
私も前に続くように翼を広げると空へと飛び立った
すると大勢のデス・イーターが待ち構えており、私たちが飛び出すとすぐに襲われた
呪文が飛び交う中、私は攻撃を避けるように飛び続けた
キングズリーやハーマイオニーも負けじと反撃し、複数の追跡者を振り切りやっとの思いで"隠れ穴"に到着した
ハリーは無事に着いていたようだがこちらに駆け寄るルーピンは緊迫した面持ちで杖を構えていた
それを見たキングズリーもまたルーピンに対して杖を向けた
ｷﾝ「アルバス・ダンブルドアが、我ら2人に残した最後の言葉は?」
ﾙｰ「“ハリーこそ、我々最大の希望だ。彼を信じよ”」
その言葉を聞いてようやく安心して静かに杖を下ろした
決行日が外に漏れており、裏切りがあったことを考えての行動だった
ｷﾝ「なぜ本物とバレた」
ハ「多分、ヘドウィグが僕を守ろうとしたから」
その後、フラーとビル、ロンとトンクス、フレッドとアーサー、も到着したが家に入ると耳を負傷したジョージがソファーに横たわっていた
フレッドはジョージの傍に寄り言葉をかける
それに対してジョージは軽く冗談を言って返したので重症ではなさそうで安心した
双子の様子を静かに見守っていたが、険しい表情を浮かべていたビルが静かに口を開いた
ﾋﾞﾙ「マッドアイが死んだ」
その言葉を聞き、全員が口を閉ざした
ﾋﾞﾙ「マンダンガスがヴォルデモートを見て"姿くらまし"を…」
ハリーの移動には成功したが、犠牲者が出てしまった
こうなることは覚悟の上だったがそれでも悔しさと悲しさに耐えるように私は口を固く結んだ
彼の死を無駄にはしないと心に誓った
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月23日 15時
