Archangels Ⅶ-ⅰ-Royal Blue Blood-【ハリーポッター】 (ページ40)

今日:32 hit、昨日:56 hit、合計:52,975 hit

321 ページ40

また痛めつけられるのかとぼんやり考えていると

ﾛﾝ「やめろ!」

と地下牢へと続く階段からハリーとロンが顔をのぞかせた

ﾛﾝ「エクスペリアームス(武器よ去れ)エクスペリアームス!」

ロンの呪文がベラトリックスの杖を弾き飛ばした

ハ「ステューピファイ(麻痺せよ)!」

攻撃しようとするルシウスに気づき、失神呪文で吹き飛ばした

ハリーとドラコ、ロンとナルシッサが対峙する

その間にベラトリックスは私を乱暴に引き上げると腕を後ろで拘束した

ﾍﾞﾗ「おやめ!!」

叫ぶような声に、全員の動きが止まる

ﾍﾞﾗ「杖を捨てろ」

私の顔にナイフを近づけながらハリーとロンに向けて杖を下ろすように指示した

ﾍﾞﾗ「拾えドラコ!早く!」

ドラコは怯えた様子でその指示に従った

ﾍﾞﾗ「さてさて…誰かと思えば…ハリー・ポッターだ…」

"蜂刺しの呪い"の効力が切れ、ハリーの顔は元に戻っていた

『っ…』

私は喉元にナイフを突きつけられ、避けるように顔を背ける

ﾍﾞﾗ「すっかり元通りの顔になったねぇ…これで闇の帝王にお見せできる。お呼びしろ」

その言葉にドラコは戸惑っていたがルシウスは構わず自身のジャケットの袖をまくると

デス・イーターの印が刻まれている腕を前に出す

手をかざし、呼ぼうとしたところで私の上からキュッキュと耳に刺さるような金属音が聞こえた