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人さらいに捕まり、連れてこられた場所はドラコの家だった
まさかこんな形でまたここに来ることになるとは思わなかった
玄関の扉越しにベラトリックスがハリーの顔を見ると、ドラコを呼ぶように言った
私たちは乱暴に引っ張られながら部屋に入るとルシウス、ナルシッサ、そしてドラコの姿があった
ド「っ!」
ドラコは私に気づくと目を見開いたが、男に拘束されていると分かると我を忘れたようにこちらに向かってこようとするので、
私は静かに首を横に降った
今ドラコの立場を悪くする訳にはいかなかった
どうにか感情を抑えてもらおうと目で訴えかける
彼は苦虫を噛み潰したよう表情を見せたが私の意図を汲み取ってくれてどうにか踏みとどまった
ベラトリックスはハリーを後ろから拘束すると、見えやすいように髪を掴んで顔を上に向けさせた
ﾍﾞﾗ「どうだ?」
ベラトリックスはハリーかどうかをドラコに確かめさせた
ド「…分かりません」
と静かに呟いた
ドラコなら本人だとすぐ気づくはずだが、彼は"分からない"と言った
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月23日 15時
