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翌朝、ハーマイオニーと並んで岩に腰掛けていた
私は首からさげたペンダントを手に取りそっと撫でるように触れる
"ドクン"
また心臓が脈打ち光を放った
このペンダントと共鳴しているような感覚に胸に手を当てる
しかしその後は特に何も起こらなかったので洋服の中にしまい、隣で"吟遊詩人ビートルの物語"を読んでいるハーマイオニーの手元に視線を落とした
彼女がページをめくると余白に書かれた印に目が止まった
明らかに書き加えられたもので、その形には見覚えがあった
ﾊｰ「何かしら」
ハーマイオニーも気づいたようで不思議そうに見つめていた
『このマーク…見たことあるわ』
ﾊｰ「どこで見たの?」
そこまで言ってテントの中から私の名を叫びながらハリーが出てきた
ハ「A!君の言った通り、スニッチには"肉の記憶"があったんだ!僕が最初にスニッチをつかまえたのは手じゃなく口だったろ?」
そう言ってスニッチを私に差し出した
スニッチをよく見ると文字が浮かび上がっていた
『"私は終わる時に開く"』
ハ「どういう意味だと思う?」
『分からないわ…私達も見つけたの』
ひとまずスニッチを返してハーマイオニーに目配せをする
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月23日 15時
