Archangels Ⅶ-ⅰ-Royal Blue Blood-【ハリーポッター】 (ページ16)

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法廷に着くと、ヤックスリーが言っていた

カターモールの妻であるメアリー・カターモールの尋問が行われた

私とハーマイオニーは席につき、傍聴するフリをする

天井を見上げると数え切れない程のディメンターがおり、アンブリッジのパトローナスで下に降りてこられないようになっていた

アンブリッジに視線を向けると首にはロケットがかけられていた

どう奪おうか考えていると法廷の入口には変身したハリーとロンの姿があった

尋問されているメアリーが自分の旦那の姿に気づき、ロンに向かって声をかける

ﾒｱ「レッジ…!」

アルバートに変身しているハリーは

ロンの肩を掴むとメアリーの元へと連れていった

ｱﾝ「どうも、アルバート。…メアリー・エリザベス・カターモール」

ﾒｱ「はい…」

アンブリッジはハリーからメアリーに視線を戻した

ｱﾝ「貴女が今日魔法省に到着した際、杖を取り上げました。これが、その杖ね。この杖をどの魔女、または魔法使いから奪ったんですか?」

ﾒｱ「奪ったりしてません。私が11歳の時にオリバンダーの店で買ったんです。杖が私を選んだの」

ｱﾝ「嘘をおっしゃい。杖は魔女や魔法使いしか選びません。貴女は魔女ではないわ」

今の魔法省は徹底的にマグルを迫害するためマグル生まれを裁判にかけ、マグル生まれの魔法使いや魔女を排除しようとしている

ﾒｱ「私は魔女です…!言ってレッジ!私が魔女だって…!レッジ…なんとか言って…!」

尋問が続いている中、ハリーは法廷をゆっくり周りながらアンブリッジに近づいた

杖を出した事にアンブリッジが気づき、表情を曇らせた

ｱﾝ「何をしてるの?アルバート」

ハ「貴女は嘘をついている。人は嘘をついてはいけない」

ポリジュース薬の効力が切れそうになりながらハリーは杖を振る

ハ「ステューピファイ(麻痺せよ)!」

アンブリッジに当たり気を失ったところを私はすぐさまロケットを奪い取る

それをハリーに投げ、私たちはエレベーターに向かって走った

エレベーターに乗り込んでも

アンブリッジのパトローナスで食い止められていたディメンターが追ってきた

『エクスペクト・パトローナム(守護霊よ来たれ)!』

呪文を唱え、ディメンターを吹き飛ばしたところでようやくエレベーターが動いた