Archangels Ⅶ-ⅰ-Royal Blue Blood-【ハリーポッター】 (ページ15)

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そのままエレベーターへと入ると、魔法法執行部部長のコーバン・ヤックスリーが険しい表情でカターモールに扮したロンに話しかけた

ﾔｯｸ「カターモール!俺の部屋でまだ雨が降ってる。もう2日…」

ﾛﾝ「傘を差したら…?」

ロンはカターモールになりきり、なんとか応える

ﾔｯｸ「俺は今から下の階に行くところだ」

ﾛﾝ「下の階…?」

ﾔｯｸ「お前の女房の尋問だ。もし、女房がマグルだと疑われていて、そんな時に魔法法執行部から仕事を言いつかったら…俺ならその仕事を優先するね。…1時間でやれ」

そう言い捨てて去っていくとエレベーターの扉が閉まり、勢いよく上に向かって動き出した

ﾛﾝ「まずいよ…どうしたらいい…?!

僕の奥さんが下にいるんだって…!」

ハ「ロン、君に奥さんはいないよ」

ヤックスリーの話を聞いて混乱しているロンにハリーは冷静に言った

ﾛﾝ「…あぁ!そうだった!」

自分がカターモールでないことを思い出し、本来のロンに戻った

ﾛﾝ「どうやって雨降りを止める…?」

エレベーターは魔法法執行部がある地下2階に到着した

『フィニート・インカンターテム(呪文よ終われ)よ』

ﾊｰ「さあ、降りてロン」

それでも動かないのでハリーは背中を押した

ﾛﾝ「フィニート・インカンターテムね…おっけー…｡…それでダメだったら!?」

それに応える間もなくエレベーターはまた動き出した

続いて魔法大臣室と次官室がある地下1階へと到着した

ハ「よし。1時間以内にアンブリッジを見つけられなかったら。別の日に出直そう。いいね」

ハリーの言葉に私とハーマイオニーは小さく頷くと、開いた扉からアンブリッジが乗ってきた

ｱﾝ「エリーゼ、マファルダ。トラバースに呼ばれた?」

すぐにお目当ての人物が現れ、固まっていると

ｱﾝ「一緒に行きましょう」

と言ってエレベーターに乗り込んだ

ｱﾝ「アルバート、降りないの?」

その言葉にハリーはぎこちなく足を進め、エレベーターから降りる

そのままアンブリッジともにヴィンセンガモット法廷のある地下10階へと向かった