Archangels Ⅶ-ⅰ-Royal Blue Blood-【ハリーポッター】 (ページ13)

今日:87 hit、昨日:56 hit、合計:53,030 hit

294 ページ13

ﾏﾝ「放しやがれ!」

荒々しい声に視線を向ければ、クリーチャーは逃げようとするマンダンガスの肩に乗り頭を抑えつけていた

ｸﾘ「仰せの通り、クリーチャーが盗っ人を連れて戻りました。マンダンガス・フレッチャーです」

ﾊｰ「エクスペリアームス(武器よ去れ)」

ハーマイオニーはマンダンガスから杖を取り上げた

ﾏﾝ「なんなんだよ!屋敷しもべ妖精を消しかけやがって」

苛立っているマンダンガスを無視してドビーは事の経緯を説明する

ﾄﾞﾋﾞ「ドビーはお手伝いしただけです。ダイヤゴン横丁でクリーチャーを見かけ、ドビーは不思議に思いました。それで、クリーチャーがハリー・ポッターの名を言うのを聞きました。それで、ドビーは見たのです。この盗っ人とクリーチャーが───」

ﾏﾝ「俺は盗っ人じゃねぇ!このスットコ!…ドッコイ…。俺は珍しいお宝をさばいてるだけだ」

ﾛﾝ「盗っ人だろ。白々しい」

私たちはマンダンガスを囲むように詰め寄り壁際に追いやる

ﾏﾝ「俺はよ!狼狽えちまったのよ!マッドアイが死んだんだって…俺のせいじゃねぇ」

ﾊｰ「白状するのよ!」

ハ「この部屋から手当り次第盗んだはずだ!ロケットも盗ったんだろ」

ﾏﾝ「なんだ?値打ちもんか?」

やはり知っているような口ぶりだった

『まだ持っているの?』

ﾛﾝ「安く売りすぎたと思ってるんだろ?」

ﾏﾝ「…タダでくれてやったんだよ。俺がよ、ダイヤゴン横丁で商売してたら魔法省のババアがきて"許可はあるか"とぬかしやがった。なけりゃ"逮捕"だって。ぶち込まれそうだったからしょうがなくロケットを渡したんだ」

ハ「誰なんだ。その魔女は」

ﾏﾝ「知らねぇ」

と言ったが、床に落ちた日刊預言者新聞を見るとハッとした表情を浮かべた

ﾏﾝ「…この女だ。見ろ!」

そう言って机の上に置くので私達も新聞をのぞき込む

ﾏﾝ「おリボンつけてよぉ」

そこに載っていたのはドローレス・アンブリッジだった