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ﾊｰ「"幸運の液体"」
ｽﾗ「そう、Ms.グレンジャー。"幸運の液体"だ。調合を間違えると実に危険極まりない。一口飲めば全ての企てが成功に傾く。薬の効き目が切れるまではな。さて、今日はこれを諸君らに差し上げよう。フェリックス・フェリシスの小瓶1本、今日の授業で"生ける屍の水薬"を上手く調合した者に褒美として与える。作り方は教科書10ページに載っている」
その言葉に次々に教科書を開く
ｽﾗ「言っておくが、今までこの褒美に値する成果をあげた生徒は1人しかいない。ともあれ、幸運を祈る。では始め」
それを合図に一斉に魔法薬作りに取り掛かる
『催眠豆を刻む…』
教科書には催眠豆を刻むと書かれていたが周りを見ると刻もうとすると滑ってどこかへ飛んでいってしまっていた
『刻めないのなら潰せばいいわね…』
私にとって魔法薬は料理のようなもので、時には感覚に身を任せることも大切だと思っていた
授業なのだから失敗してもまたやり直せばいい
私は小刀の平で催眠豆を潰して鍋に出汁を入れた
豆は"12粒"と書かれていたが調合した液体の色を見ながらもう1粒使うことにした
鍋の中を真剣に見つめながらゆっくりと丁寧にかき混ぜる
『…できたわ』
ｽﾗ「君はMs.ミカエルかな?」
私の言葉にスラグホーンが近づいてきた
『はい、A・ミカエルです』
スラグホーンは鍋の中を覗き込みながら小さな葉を入れると形が無くなり消えていった
ｽﾗ「こりゃたまげた!完璧だ!まさに完璧!一滴でイチコロだな!」
どうやら成功したようで続けてハリーも成功した
ｽﾗ「どうしたものか…」
フェリックス・フェリシスは1つしかないのでどうしようかスラグホーンは悩んでいた
『ハリーにあげてください』
悩ましい表情を浮かべるスラグホーンに向き合った
ハ「でも…」
私の言葉に何か言いたげな表情でハリーが口を開いた
『貴方の方が使い道がありそうだもの。それに…とても欲しそうな目をしているわ』
ハリーの表情を見る限り何かに使おうと考えているような表情をしていた
それなら私よりもハリーの方が持つべきだろうと思った
ハ「いいの?」
嬉しさが隠しきれていない表情のハリーを見るとつい笑みをこぼして私は頷いた
ｽﾗ「君が言うならこれはハリーにあげよう。さぁ約束のご褒美だ。フェリックス・フェリシスの小瓶一本。おめでとう、ハリー。上手に使いなさい」
嬉しそうな表情を浮かべるハリーを皆は羨ましそうに見つめていた
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。お待たせいたしました!私もドラコを思うと苦しいですが、その葛藤なども含めてとても好きです!楽しんで読んでいただければ幸いです! (10月19日 8時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編更新ありがとうございます！！とっても楽しみにしてました！！謎のプリンスも結構大好きです！！ドラコ格好良すぎです！！たくさん更新ありがとうございます！！早速読みます！！ (10月17日 0時) (レス) @page12 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月16日 13時
