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ハ「A、大丈夫?」
ハリーが校長室から出る際にぼんやりしている私に声をかけてきた
『っ…えぇ…』
私は気のない返事をしたが、それを見たダンブルドアはハリーに一人で寮へ戻るように伝えた
ﾀﾞﾝ「Aにはどう見えた」
静まり返った空間でダンブルドアの声が響く
ハリーのことを言っているのだろう
『分霊箱と…同じものが…』
私は見えたままを応えた
ハリーの体からは分霊箱と同じドス黒い何かが…
あれはきっと魂だ
ヴォルデモートの魂がハリーにも宿っていた
ﾀﾞﾝ「やはりそうか…」
ダンブルドアは分かっていたような口ぶりだった
『ハリーは────』
私はそこまで言って口を閉ざした
"ハリーは死ななければならないのですか"なんて、口に出して言ってしまえば現実になってしまう気がして怖かった
ﾀﾞﾝ「時には思考を止める事も必要じゃ」
そう言って私の頭を優しく撫でる
ﾀﾞﾝ「君のお陰で助かった。今日はゆっくりおやすみ」
そう言って私の肩にぽんと手を置く
私は静かに頷くとそのまま寮へと戻った
ハリーとダンブルドアは天文台から姿現しで分霊箱を探しに向かった
私はドラコがまだ眠っている医務室へと足を運んでいた
ベッドの傍にある椅子に腰を下ろし、そっと手を握る
ドラコを見るとその表情はとても穏やかとはいえず、憔悴しきっていた
きっと私がこのままいればもっと彼を苦しめ、追い詰めてしまうかもしれない
私はローブから手紙を取り出すとベッドの上に置いた
静かに立ち上がりドラコの傍にいくと、彼の前髪を横に流して額にそっとキスを落とした
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。お待たせいたしました!私もドラコを思うと苦しいですが、その葛藤なども含めてとても好きです!楽しんで読んでいただければ幸いです! (10月19日 8時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編更新ありがとうございます！！とっても楽しみにしてました！！謎のプリンスも結構大好きです！！ドラコ格好良すぎです！！たくさん更新ありがとうございます！！早速読みます！！ (10月17日 0時) (レス) @page12 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月16日 13時
