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ハ「先生…!」
ダンブルドアはハリーの話を手で制して階段に座り込む
ﾀﾞﾝ「想像以上の事態じゃ」
ハ「じゃあ、あいつは分霊箱を…作りあげたんですか?」
ﾀﾞﾝ「いかにもじゃ。それを1つではない」
『どのような箱なんですか…?』
ﾀﾞﾝ「形は様々。何処にでもあるものだ」
そう言って立ち上がると机の引き出しを開けて取り出した
ﾀﾞﾝ「たとえば指輪や本」
そう言ってダンブルドアは手元の黒い本を見せた
その本は私達も見た事があるものだった
ハ「『トム・リドルの日記…!』」
ﾀﾞﾝ「分霊箱じゃ。2人が"秘密の部屋"でジニーを救った時持ってきた。ただならぬ魔力が宿っておった。強力な闇の魔法じゃ。その真の力が今わかった」
それを聞いて私は瞳に魔力を込めて見る
『っ…!』
ドス黒い何かが日記や指輪を中心に溢れていて頭がズキズキと痛んだ
ハ「指輪は?」
ﾀﾞﾝ「トムの母のものじゃ。ようやく見つけた」
二人の会話に耳を傾けながらふと視界の端から指輪や日記と同じように、ダンブルドアの右手から同じようなドス黒い何かが纏わりついていた
『…その手も、分霊箱のせいなんですね…』
ﾀﾞﾝ「そうじゃ。Aには見えているのじゃな。破壊するのに代償を払った」
スネイプが言っていた"もって1年"という言葉が理解出来た
その右手から徐々に体全体に広がるように覆われ始めていた
ハ「もし、分霊箱を全部見つけ出して破壊出来れば!」
ﾀﾞﾝ「ヴォルデモートを倒せる」
ハ「どうやって探すんです?何処にでも隠せるのに」
ﾀﾞﾝ「いかにも。じゃが、強力な闇の魔法は───」
ハリーはダンブルドアの話を聞きながら指輪にそっと触れると、引かれ合うように指輪が勢いよく回転した
驚いてハリーを見ると私の瞳に映った姿に目を見張った
私はそのままダンブルドアに視線を向けると小刻みに首を横に振った
ﾀﾞﾝ「…痕跡を残す」
静かに告げるとハリーに近づく
ハ「それを探しに、旅に出ていたんですか?」
ﾀﾞﾝ「そうじゃ。そしてまた1つ突き止めた。じゃが今回は、わし一人では破壊できぬ。もう一度、君の力を借りねばならん」
私はハリーをこの瞳で見て以降の会話を、ただ呆然と立ち尽くして聞いていた
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。お待たせいたしました!私もドラコを思うと苦しいですが、その葛藤なども含めてとても好きです!楽しんで読んでいただければ幸いです! (10月19日 8時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編更新ありがとうございます！！とっても楽しみにしてました！！謎のプリンスも結構大好きです！！ドラコ格好良すぎです！！たくさん更新ありがとうございます！！早速読みます！！ (10月17日 0時) (レス) @page12 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月16日 13時
