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夏休暇も終わり新学期に向けホグワーツ特急に乗り込んだハリーたちは先日ノクターン横丁での出来事について話していた
ハ「ドラコはあの変なキャビネットで何やってたんだ。一緒にいた連中は…あれ絶対、何かの儀式だよ。秘密の儀式」
ﾊｰ「やめてハリー。それは考え過ぎよ?」
私は皆の話を聞きながら窓の外を眺めていた
ハリーの言う儀式とは違う気がするが、
確かに買い物以外の目的があるように思われた
ハ「やっぱりあいつも、仲間なんだ」
ﾛﾝ「なんの?」
『ドラコがデス・イーターの仲間になったんじゃないかってことよ』
私は分かっていないロンに視線をそのままにして口を開いた
ﾛﾝ「馬鹿言えよ。例のあの人があんな奴欲しがるか?」
"欲しがる"というよりは"利用している"の方がしっくりくる気がする
やはりルシウスが投獄されたことで何かが変わってしまったのかもしれない
ハ「じゃあ”ボージン・アンド・バークス”で何してた?家具見てたとか?」
ﾛﾝ「あいつにはお似合いの店さ」
ハ「いいか。あいつの父親はデス・イーターだ。辻褄が合う。それにAもハーマイオニーも見ただろ?」
ﾊｰ「言ったでしょ?はっきりとは分からないわ」
黙っている私に代わり、ハーマイオニーが少し強めに言った
ハリーの言っていることは最もだった
ルシウスがいない今、息子のドラコが後を引き継ぐのは自然の事のように思われた
ハ「…ちょっと出てくる」
ハリーは少し考えた素振りを見せると上の棚にある荷物を持ってコンパートメントから出ていった
ﾊｰ「A、大丈夫?」
ドラコとの関係を知っているので私に気をつかって小さく声をかけてくれる
『えぇ、大丈夫よ』
と小さく微笑んで応えた
私はドラコとデス・イーターの関係よりも、今はとにかくドラコ自身が心配だった
『私も少し出てくるわ』
少し様子を見に行こうかと思い、ハーマイオニーに声をかけて席を離れた
スリザリン生が集まる車両に行くと少しの悲鳴と黒煙が上がっていた
車両についた頃には何事もなかったかのように収まっていたが、扉の外から遠慮がちに中を覗き込むとドラコと目が合った
私の姿に少し驚いた表情を浮かべるとすぐにかけ寄ってきた
ド「どうしたんだ?」
『黒煙が見えたから、心配になって』
不安げに見つめると頭を優しく撫でてくれた
ド「大丈夫だ。恐らく1年の悪戯だろう」
『そう』
その言葉にほっと胸を撫で下ろした
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。お待たせいたしました!私もドラコを思うと苦しいですが、その葛藤なども含めてとても好きです!楽しんで読んでいただければ幸いです! (10月19日 8時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編更新ありがとうございます！！とっても楽しみにしてました！！謎のプリンスも結構大好きです！！ドラコ格好良すぎです！！たくさん更新ありがとうございます！！早速読みます！！ (10月17日 0時) (レス) @page12 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月16日 13時
