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ﾀﾞﾝ「それが問題じゃ。君は言われた通り先生に近づいてくれた。Aは言われずともスラグホーン先生に気に入られるじゃろうと思っていた」
ハリーから私に視線を移して、またすぐハリーに視線を戻した
ﾀﾞﾝ「ハリーには何としても先生を説得し、本当の記憶を明らかにしてほしい」
ハ「そこまで親しくありません」
ﾀﾞﾝ「この記憶がなければ、目隠しされたまま戦うにも戦うすべが分からぬ。やるしかないのじゃ。失敗は許されん」
その後私は一人校長室に残っていた
『それで…私は何をすればよろしいのでしょうか』
私は何故呼ばれたのか分からないでいた
ﾀﾞﾝ「君にはただ見てほしかったのじゃ。君の観察眼は素晴らしいからの」
『そうですか…』
何か自分に出来ることがあれば言って欲しかったが、そうではないと分かって少し俯いた
ﾀﾞﾝ「君の存在は充分すぎるほど助かっておるよ。本当は君にもハリーの手助けをしてほしいところじゃが…」
その言葉に顔をあげるがダンブルドアは見透かしたような眼差して私を見る
ﾀﾞﾝ「何かわしに言いたいことがあるのじゃろう?」
その言葉に私は動揺した
私が今一番言いたいことは勿論ドラコの事だ
彼が今何をしているのか、少しでもダンブルドアを救える可能性があるのなら話した方が良いことは間違いない
しかし話したことで"失敗"すれば彼の命はない事も分かっていた
私はどちらも救いたいのに、どちらも救えないのが怖かった
色んな葛藤で揺れる瞳をそれでもダンブルドアは見ていてくれた
『ダンブルドア先生───』
ﾀﾞﾝ「分かっておる」
私は意を決して口を開くがダンブルドアは私の言葉を遮るように言い放った
このお方は一体どこまで把握しているのか驚きを隠せないが、ダンブルドアが言うなら私の言いたいことは"分かっている"のだろう
ﾀﾞﾝ「Aはドラコの傍にいておやり」
その言葉を聞いてこれ以上ドラコの事を話すのをやめた
ﾀﾞﾝ「前にわしが話した事を覚えているかね?」
私は過去の記憶を遡った
『"1つの事を解決するだけが全てを解決するとは限らない"ということでしょうか』
ﾀﾞﾝ「それが分かっているなら心配ないじゃろう」
ドラコの行動も必要だということだ
ﾀﾞﾝ「問題はハリーじゃが…その時は君が止めるのじゃ」
今の私ではどういう事なのか理解出来なかったが、ダンブルドアが言う言葉には必ず意味がある
『はい』
私はダンブルドアの言葉を肝に銘じて返事をした
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。お待たせいたしました!私もドラコを思うと苦しいですが、その葛藤なども含めてとても好きです!楽しんで読んでいただければ幸いです! (10月19日 8時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編更新ありがとうございます！！とっても楽しみにしてました！！謎のプリンスも結構大好きです！！ドラコ格好良すぎです！！たくさん更新ありがとうございます！！早速読みます！！ (10月17日 0時) (レス) @page12 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月16日 13時
