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私は一連の行動を見て、ドラコが何をしようとしているのか分かってしまった
ここから離れるため身を隠そうと後ずさると、木屑を踏んでしまいパキッと音が鳴った
ド「っ…誰だ!」
私はその声にビクッと体を震わせたが、徐に杖を振られる方がよっぽど怖かったので静かにドラコの前へと姿を現した
『ニャー』
ド「…猫?」
猫だと分かると杖をしまって息を吐き呼吸を整えた
ド「迷子か?」
そう言って屈み、私に話しかけるのでゆっくりと歩み寄った
ドラコに優しく頭を撫でられ、高い声で鳴くとクスッと笑みをこぼした
ド「綺麗だな」
と背中を撫でながら呟いた
ド「真っ白な毛並みにブルーの瞳…Aに似ている」
突然名前を呼ばれて驚いたが私だと気づいたわけでは無さそうで安心した
ド「僕はそろそろ行くが…」
そう言って立ち上がるので
『ニャー』
と鳴いて私は部屋の奥へと駆けていった
ドラコが部屋から出ていくのを確認して人の姿に戻った
『びっくりした…』
一呼吸置いてドラコが使っていたキャビネットを観察する
止めるべきだろうということは分かっていても、止める事は出来ない
きっとこれを阻止すれば失敗したとみなされて殺されてしまう
私にはただ見守り、支えてあげることしか出来ない
私はドラコを出来る限り支えようと決心した
別日に必要の部屋に居るとドラコも入ってきた
しかし今日は手には何も持っておらず、キャビネットの傍の椅子に腰掛けてずっと考え込んでいた
『ニャー』
と鳴くとドラコがこちらに気づき表情を和らげた
ド「また来たのか?」
私は歩み寄ると膝の上に飛び乗った
ド「人懐っこいな」
と嬉しそうに頭を撫でてくれる
『ニャー』
ともう一度鳴きながら私はそのまま腰を下ろしドラコを見上げた
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。お待たせいたしました!私もドラコを思うと苦しいですが、その葛藤なども含めてとても好きです!楽しんで読んでいただければ幸いです! (10月19日 8時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編更新ありがとうございます！！とっても楽しみにしてました！！謎のプリンスも結構大好きです！！ドラコ格好良すぎです！！たくさん更新ありがとうございます！！早速読みます！！ (10月17日 0時) (レス) @page12 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月16日 13時
