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とある日の自由時間、私は必要の部屋に来ていた
古びた家具や本、薬品の瓶や箒など様々なものが置かれていて何かあった時に隠れるには最適の部屋だった
私は少し開けたスペースに立つと静かに目を閉じた
これからやろうとしているのはちょっとした呪文の練習だった
習得出来れば今後も便利に使えるだろうと思っているが、成功する確証が持てなかった
それは変身術が自我を保てないと知っているからだ
私は今それに挑戦しようとしている
それでも私にはそれが出来る気がして、自分の力のそういった直感を信じることも必要だと思っていた
それに出来る根拠が少しも無いわけでもなかった
誰かに付き添いをお願いしようかとも考えたが秘策は多い方がいい
特に自分にしか出来ないことなら尚更
息を整え再び目を開ける
杖を取り出し変身後の姿を明確にイメージした
自分に向けて杖を振ると瞬時に視界の高さが変わり、床との距離が近づいた
それに思った通り、人としての意識も残っていた
試しに声を出してみる
『…ニャー』
近くにある姿見で見ると真っ白な毛並みに瞳は変わらずロイヤルブルーの白猫の姿をしていた
元の姿に戻るように念じれば一瞬で人の形に戻った
『成功だわ…』
私が考えていた根拠というのが予言にあった"全ての魂"という部分で、生き物に変身してもその魂も従えることが出来ると推測した
今日の練習の成果としては充分だったのでまた後日来ることにして寮に戻った
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。お待たせいたしました!私もドラコを思うと苦しいですが、その葛藤なども含めてとても好きです!楽しんで読んでいただければ幸いです! (10月19日 8時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編更新ありがとうございます！！とっても楽しみにしてました！！謎のプリンスも結構大好きです！！ドラコ格好良すぎです！！たくさん更新ありがとうございます！！早速読みます！！ (10月17日 0時) (レス) @page12 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月16日 13時
