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ﾀﾞﾝ「君の言うた通りじゃ」
ダンブルドアは静かに口を開いた
ﾀﾞﾝ「ドラコは父に代わり、わしを殺すようにヴォルデモートが彼に命じたのじゃ。殺せない事を分かっていてな」
『ですが…それではドラコが殺されてしまいます…!』
失敗をすればヴォルデモートはドラコを殺すだろう
失敗すると分かっていて命じるなんて尚更許せなかった
ﾀﾞﾝ「分かっておる。じゃがそうはさせんよ」
不安げに見つめる私の頭を撫でると、ダンブルドアは子供に言い聞かせるようにゆっくり話した
ﾀﾞﾝ「良いかな、A。1つの事を解決するだけが全てを解決するとは限らない。もっと先を見据えるのじゃ」
『…つまり、ドラコが先生を殺そうとすることも必要だということですか?』
ﾀﾞﾝ「そうじゃ。これも必要な事なのじゃ」
『…何かお考えがあるのですね…?』
私の言葉に微笑むと頭を優しくぽんぽんとしてから手をゆっくり離した
ﾀﾞﾝ「2人の関係を想うと辛いじゃろうが、彼を支えらるのはAだけじゃ。愛は何よりも強大な力となろう」
そう言って悪戯にウインクをした
そのおかげで私も気持ちが少し落ち着いた頃、校長室の扉をノックする音が聞こえそちらへ視線を向けるとスネイプが部屋に入ってきた
私はそれを見てすぐさまダンブルドアへと向き直った
『お引止めして申し訳ありませんでした。私はこれで失礼します』
ﾀﾞﾝ「A」
話の邪魔をしてはいけないと思い急いでこの場から立ち去ろうとする私をダンブルドアは引き止める
ﾀﾞﾝ「大丈夫じゃからな」
私と目線を合わせるように少し屈むと私の目を見つめながら最後に優しく頭を撫でた
『…はいっ』
ダンブルドアの温かさにまた涙が出そうになったが潤む瞳でなんとか返事をした
ﾀﾞﾝ「さぁ、お戻り」
私は律儀にも離れて待つスネイプに一礼すると校長室を後にした
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。お待たせいたしました!私もドラコを思うと苦しいですが、その葛藤なども含めてとても好きです!楽しんで読んでいただければ幸いです! (10月19日 8時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 続編更新ありがとうございます！！とっても楽しみにしてました！！謎のプリンスも結構大好きです！！ドラコ格好良すぎです！！たくさん更新ありがとうございます！！早速読みます！！ (10月17日 0時) (レス) @page12 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月16日 13時
