225 ページ41
ｱﾝ「結構。他に手はありません…。この件は魔法省の安全の問題です。貴方が私に、こうさせるんです。磔の呪いで舌も緩むでしょう…」
『違法です』
ｱﾝ「コーネリウスが知らなければ問題にはなりません」
そう言ってファッジの写真立てを机に伏せた
アンブリッジがハリーに向けて杖を構える
アンブリッジが手段を選ばないならこちらも手段を選んでいる暇はなかった
『言うのよハリー!』
私の言葉にアンブリッジの動きが止まる
ｱﾝ「何を言うの?」
困惑するアンブリッジに構わず続ける
『言わないなら私が言うわ!…"あれ"の在処を』
ｱﾝ「なんの在処ですって?!」
『ダンブルドア先生の秘密の武器です』
秘密の武器と聞いてアンブリッジは表情を強ばらせた
私とハリーは案内するように指示され、この場を動こうとしたがドラコに強く掴まれる
振り返るととても心配そうな表情をしていた
ド「ダメだ…」
小さく囁く彼を安心させるように少し微笑んだ
『…大丈夫よ。行かせて』
私の意志を感じたのかゆっくりと拘束を解く
私はありがとうの意味を込めて彼の手に一瞬触れると部屋を出た
ｱﾝ「どこまで行くの?!」
『もうすぐです。生徒が偶然見つけたりしないところでなければならないので…』
私は2人を引き連れて森の奥へとひたすらに進む
ハ「何する気?」
ハリーが不審がり私に小声で耳打ちをする
『思いつきよ』
目的の場所に着くと、いるはずの"あれ"の姿はなく、樹木に縛られたロープがただあるだけだった
ｱﾝ「で?武器はどこです?」
私たちに杖を向きながら尋ねる
私はどう答えればいいか悩み口を閉ざした
ｱﾝ「…そんなものないのね?…騙したのね?!」
アンブリッジの言葉に私とハリーは顔を合わせる
ｱﾝ「全く…!だから子供は嫌いよ!」
すると奥から物音が聞こえそちらに振り向くとケンタウルスの群れがアンブリッジを見据えていた
その雰囲気はとても怒っているようだった
ｱﾝ「下がっていなさいケンタウルス!これは魔法省の問題です!武器を下ろしなさい!」
ケンタウルスは徐々に距離を詰め弓を引く
ｱﾝ「警告します!法律の元、人に近い知能を持つお前たち魔法生物は───
ケンタウルスは容赦なくアンブリッジに向けて矢を放った
ｱﾝ「よくも!汚らわしい半獣!…
怒ったアンブリッジはケンタウルスに向かって呪文を唱え縄で首や体を縛り付けた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» 嬉しいです!本当にありがとうございます!実は炎のゴブレットが一番気合を入れて（主に恋愛部分を）書きました（笑）ファンタビも大好きなので前向きに考えておきます!続編までもうしばらくお待ちください! (10月9日 22時) (
レス) id: cb14a1b36f (このIDを非表示/違反報告)
さら - 本当にいい作品ですね！！オリジナルストーリーも入っていてとっても面白いです！！炎のゴブレットめっちゃ大好きです！！今度ファンタビもお話書いて欲しいぐらいです！！続き楽しみにしてます！！ (10月7日 23時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» こちらこそ作品を見つけていただきありがとうございます!そう言っていただけて何よりも嬉しいです!なるべくキャラを崩さないよう心がけていますが私情が入り、やりすぎていないか心配なところです…(笑)拙い文章ではありますが、温かな目で読んでいただければ幸いです! (10月6日 12時) (レス) id: cb14a1b36f (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話見つけて今一から読んでます！！とっても読みやすくて大好きです！！私もドラコ大好きなので嬉しいです！！沢山の更新ありがとうございます！！読んでてドラコ格好いい〜って思ってます！！頑張って下さい！！ (10月6日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月5日 10時
