212 ページ28
『…じゃあ談話室でね』
皆が解散し始める中、チョウを見つめるハリーに気を使い声をかけた
ﾛﾝ「で、どんなだった?」
その後談話室に集まった私たちはチョウとハリーのことが気になるのかロンが早速話を切り出した
ハ「ぬれてた…だって泣いてたんだ」
その言葉にロンは楽しそうに笑っている
ﾛﾝ「君のキスが下手で?」
ﾊｰ「ハリーのキスはきっと合格点以上よ」
ハーマイオニーがすぐに反論した
それでもロンは笑いを堪えるように喉を鳴らした
『チョウってこの頃泣いてばかりね…』
彼女はセドリックのことが忘れられないのか、必要の部屋に貼られていたセドリックの写真ばかり眺めていた
すぐに気持ちを切り替えられないのだろう
ﾛﾝ「キスしてやれば元気になるんじゃない?」
的外れなことを言うロンに女心が分かる日が来るのか心配になった
『ロン、あのね…』
ﾊｰ「チョウがどんな気持ちか分からないの?」
私が呆れたように言葉をこぼすとハーマイオニーが少し強く言った
ﾊｰ「もちろん、セドリックのことは悲しんでるわ…だからハリーを好きになってキスしたのが後ろめたい」
ハリーはハーマイオニーの言葉を真剣な表情で聞いていた
『それにアンブリッジ先生が魔法省勤めのチョウの母親をクビにするかもとか、試験のこととか心配なのよ」
ﾛﾝ「そんな一度に色々感じてたら、爆発しちゃうぜ」
ﾊｰ「貴方の感情はスプーン一杯分だものね」
ハーマイオニーの言葉がおかしくて私たちは顔を見合わせて笑いあった
その晩、中々寝付けずにいた私は談話室のソファーに座り、暖炉の灯火を眺めていた
すると血相を変えたマクゴナガルが入ってきて私をダンブルドアが呼んでいるということだったので足早に校長室へと向かった
部屋に入るとハリー以外にロン、フレッド、ジョージ、ジニーもいて緊迫としていた
私は邪魔にならないよう隅で様子をうかがっていた
ﾀﾞﾝ「君は犠牲者の脇に立っていたのかね?見下ろしていたのかね?」
ハ「そっちでもない!まるで僕が…何が起きているのか教えてください!」
ダンブルドアはハリーの言葉に構わず壁にかけられた肖像画に話しかけた
ﾀﾞﾝ「エバラード、アーサーが任務中に倒れた。一刻も早く助けを」
一連の流れを見て、ハリーは"見た"のだと理解した
そしてヴォルデモートが確実に動き出していた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» 嬉しいです!本当にありがとうございます!実は炎のゴブレットが一番気合を入れて（主に恋愛部分を）書きました（笑）ファンタビも大好きなので前向きに考えておきます!続編までもうしばらくお待ちください! (10月9日 22時) (
レス) id: cb14a1b36f (このIDを非表示/違反報告)
さら - 本当にいい作品ですね！！オリジナルストーリーも入っていてとっても面白いです！！炎のゴブレットめっちゃ大好きです！！今度ファンタビもお話書いて欲しいぐらいです！！続き楽しみにしてます！！ (10月7日 23時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» こちらこそ作品を見つけていただきありがとうございます!そう言っていただけて何よりも嬉しいです!なるべくキャラを崩さないよう心がけていますが私情が入り、やりすぎていないか心配なところです…(笑)拙い文章ではありますが、温かな目で読んでいただければ幸いです! (10月6日 12時) (レス) id: cb14a1b36f (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話見つけて今一から読んでます！！とっても読みやすくて大好きです！！私もドラコ大好きなので嬉しいです！！沢山の更新ありがとうございます！！読んでてドラコ格好いい〜って思ってます！！頑張って下さい！！ (10月6日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月5日 10時
