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微睡みの中、誰かの話し声が聞こえた
ド「勝手に入ってくるな。というか静かにしろ」
ﾊﾟﾝ「寝てるの?」
ド「そうだ。だから早く出ていけ」
ﾊﾟﾝ「寝顔も天使ね」
ド「近づくな。起きるだろ」
私はゆっくりと瞼を開ける
霞む視界に何度も瞬きをすると目の前にはパンジーがいた
ﾊﾟﾝ「おはようA。寝起きも可愛いわね」
そう言いながら私の頭を撫でようとする彼女にドラコは
ド「おい、触るな」
と咎めた
ﾊﾟﾝ「嫉妬深いわね〜」
パンジーは「起きたら教えてよね」と言ってそのままコンパートメントを後にした
その様子をぼんやりとした思考で眺めていると横から手が伸びてきて私の頭を優しく撫でる
それが気持ち良くてまた目を閉じた
私はドラコの優しい手つきが本当に好きで無意識につい甘えてしまう
起きたというのにまた眠ってしまいそうになる
『あまやかさないで……』
やめて欲しいのにやめて欲しくなくて
息を吐くように小さく囁いた
ド「それは僕の特権だと思うが」
嬉しそうに言って、撫でる手をやめない
『んー……』
もぞもぞと少しずつ動き始める私に
ド「もう起きるのか…?」
と遠回しに"まだ寝ててもいい"とまた甘やかすので再び目を開けて
『うん…』
と小さく返事をしてゆっくりと頭を起こす
ドラコは起きたばかりの私の顔を少し下からのぞき込むと
撫でていた手を頬に滑らせてゆっくりと唇を塞いだ
『ん…』
静かに唇が離れていくと落ちてきた後ろ髪をそっと耳にかけてくれるのでそのまま顔を上に上げる
ド「おはよう」
優しい笑顔とその言葉にとても幸せを感じ
『おはよう』
と返して頬を撫でる手に擦り寄った
私たちは列車が止まるまでずっと手を繋いでいた
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» 嬉しいです!本当にありがとうございます!実は炎のゴブレットが一番気合を入れて（主に恋愛部分を）書きました（笑）ファンタビも大好きなので前向きに考えておきます!続編までもうしばらくお待ちください! (10月9日 22時) (
レス) id: cb14a1b36f (このIDを非表示/違反報告)
さら - 本当にいい作品ですね！！オリジナルストーリーも入っていてとっても面白いです！！炎のゴブレットめっちゃ大好きです！！今度ファンタビもお話書いて欲しいぐらいです！！続き楽しみにしてます！！ (10月7日 23時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - さらさん» こちらこそ作品を見つけていただきありがとうございます!そう言っていただけて何よりも嬉しいです!なるべくキャラを崩さないよう心がけていますが私情が入り、やりすぎていないか心配なところです…(笑)拙い文章ではありますが、温かな目で読んでいただければ幸いです! (10月6日 12時) (レス) id: cb14a1b36f (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！このお話見つけて今一から読んでます！！とっても読みやすくて大好きです！！私もドラコ大好きなので嬉しいです！！沢山の更新ありがとうございます！！読んでてドラコ格好いい〜って思ってます！！頑張って下さい！！ (10月6日 0時) (レス) id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月5日 10時
