Archangels Ⅲ-Royal Blue Blood-【ハリーポッター】 (ページ31)

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次の日、スリザリンの談話室をのぞくとソドラコがファーに座り本を読んでいた

『ドラコ』

ド「A」

声をかけると私に気づいて本を閉じる

『メリークリスマス』

ド「あぁ、メリークリスマス」

私の前まで来ると手を取って私をソファーへと座らせた

ド「少し待ってろ」

そう言ってしばらくするとお菓子を持ってきた

『ドラコのお母様がまた送ってくださったの?』

ド「いつも食べ切るのが大変なんだが…断りずらくてな」

少し困った表情を浮かべた

ド「それに、僕宛てにしては可愛すぎると思わないか?」

恥ずかしそうに言うので

『親からの愛情は素直に受け取るものよ?』

親からの溺愛加減に微笑ましくなりくすくすと笑った

その後ドラコが紅茶を入れてくれて、2人でお茶をしながら話をした

この時間が楽しくて忘れかけていたが今日の目的は他でもない

『ドラコ、これ』

そう言って私はプレゼントを渡した

ド「ありがとう。僕もあるんだが…先に開けてもいいか?」

『えぇ、もちろん』

いつものようにリボンを解き、丁寧に包装紙を剥がしている

些細な仕草にも上品さが感じられて今回の贈り物はピッタリだなと改めて感じた

ド「ネクタイか。とても上品だな」

今年のプレゼントに選んだのは黒いネクタイだった

『貴方自身に華があるから色は必要ないと思って』

ド「それは少し褒めすぎじゃないか?」

照れたように言った

『そんなことないわよ。本当のことだわ』

食い気味に言う私に少し驚いていたがすぐに優しい笑顔を浮かべた

ド「ありがとう。僕も、これを」

そう言って私もドラコからプレゼントを受け取った

『ありがとう。開けてもいい?』

ド「どうぞ」

私もリボンを解きゆっくりと丁寧に包装紙を剥がしていく