Archangels Ⅲ-Royal Blue Blood-【ハリーポッター】 (ページ25)

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ｽﾈ「さて、動物もどきと人狼をどうやって見分けるか。分かる者は…」

ハーマイオニーが手を挙げる

ｽﾈ「いないのか。なんと嘆かわしい」

スネイプはそれを無視して話を続けた

ﾊｰ「先生。動物もどきは自分の意志で動物に変身しますが、狼人間は違います。満月が来て変身すると今までの自分を忘れてしまい友達をも殺してしまいます。そして同じ仲間の呼び声だけに答えます」

ド「アオーン」

するとドラコが狼の鳴き真似をした

私は楽しそうなドラコを見て一人小さく笑った

ｽﾈ「ご苦労、Mr.マルフォイ。これで2度目だなMs.グレンジャー。勝手に発言したのは。君はそうやってシャシャリ出て知ったかぶりをせずにはいられないのかね?」

ﾛﾝ「言えてる」

ｽﾈ「グリフィンドール5点減点」

その言葉を聞いてハーマイオニーを慰めるように背中を撫でる

ﾊｰ「ごめんなさい…」

『大丈夫よ』

落ち込んでいる彼女を安心させるように優しく微笑んだ

ｽﾈ「不勉強の罰として各自レポートを提出したまえ。月曜の朝までだ。人狼について羊皮紙2巻だ。人狼とその見分け方について詳しく書くように…」

課題の内容を聞いてグリフィンドール生が溜息をこぼした

ハ「でも明日はクィディッチです」

ｽﾈ「ではくれぐれも用心することだな、ポッター。例え手足を失っても課題は免除されん。教科書394ページだ」

ハリーはさらに大変そうだったがスネイプは構わず授業を続けた

ｽﾈ「人狼という言葉だが…人はヒト、人間を意味し狼はオオカミを意味する。即ち人狼とは狼人間のことを指す。人狼にも多々あり、生まれつき狼に姿を変える力を持つ者と、人狼に咬まれて変身する力を持つ者と───」

するとドラコが折り鶴を飛ばしてきた

中を開くと"頑張れ"と書かれていた

ドラコの方へ顔を向けると『ありがとう』と口を動かした