Archangels Ⅲ-Royal Blue Blood-【ハリーポッター】 (ページ17)

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『私に話しかけてくる人はみんな珍しそうに私を見るけれど、私の本当の力を知れば翻したように恐れて…まるで化け物を見るように離れていくの』

ドラコはただ黙って私の頭を撫でる

『それだけならまだよかったわ。悪用しようと企み近づいてくる人もいた。私に興味があったわけじゃない。私の力に興味があったのよ』

自分の気持ちに蓋をしてきた分タカが外れたように言葉が溢れる

『分かっていたことだったのよ。この瞳を持ってしまって本来の私を見てくれる人なんて誰もいなかった。人も自分自身も恐れて心を閉ざしていたの』

これは8歳までの私のこと

『でもドラコだけは純粋に綺麗だと言ってくれた。私を闇の縁から救ってくれたのはあの日の貴方の言葉があったからなのよ。この瞳のせいで色んな視線を向けられて、本当は要らないとさえ思っていたから…。私は皆と同じように、ただ平等に見てほしかっただけなの』

そこまで話すと緊張の糸が切れたようにどっと疲れが出た

眠気がやってきてゆっくりと瞬きをする

そんな私に気づいたのか

ド「起こしてやるから今は寝ろ」

その言葉を聞き、いよいよ瞼が重くなっていくのを感じた