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ﾛﾝ「本気か?」
ロンは力を捨てるのがもったいないと思っているようだった
しかしヴォルデモートのような者の手に渡り、同じことを繰り返さないためにはそうするのが賢明だと私も思った
『ハリーが正しいと思うわ』
私が静かに言えばハーマイオニーも私とハリーの考えに賛成したことでロンも私たちの意見に渋々賛同した
ﾀﾞﾝ「Aも...君なら力を使いこなせると信じておった」
ハリーと話を終えたダンブルドアは私に視線を向けた
『いえ、私は何も...このペンダントが私の気持ちに応えてくれたのです』
そう言いながらペンダントを手に取る
ﾀﾞﾝ「それは"魂を浄化"する作用がある。それはミカエルの持つ力じゃ。ミカエルの血を受け継ぐ君にしかできぬ、君だけの力なのじゃ」
『私だけの...。…ですが、最初は使い方も分からなかったのですよ?あの時突然...』
私は何故あの時力が解き放たれたのか、未だに理解できずにいた
ﾀﾞﾝ「力の発動条件は様々じゃが...1番重要なのは───」
そこで言葉を区切ると嬉しそうな表情を浮かべて再び口を開いた
ﾀﾞﾝ「君が真に愛し、愛される存在であることなのじゃ。大切な者を守るためには愛無くしては完全とはいえぬ」
"愛"という言葉を聞いて私はドラコのことを思い浮かべた
確かに今まで予兆のような現象が起こっていたが、その殆どが彼の事を考えている時だった
ﾀﾞﾝ「思い当たるはずじゃ。違うかの?」
『はい...ですが彼は...!...彼にとっての1番は家族で...』
ドラコが私の事をどれだけ想っているかも理解しているつもりだ
しかし彼は家族のこともとても大切に想っている
ﾀﾞﾝ「それは彼自身が行動で示してくれたはずじゃ」
優しい彼は私と家族を天秤にかけることなんてできないと思っていた
しかし確かにあの時彼は私の傍にいてくれた
ダンブルドアの言う通り彼は自分で選択し、行動で示してくれたのだ
『すいません先生...。私、行かなくちゃ...』
そう考えたら愛おしさで溢れ、今この瞬間無性にドラコに会いたくなった
ダンブルドアはそんな私の衝動を包み込むような柔らかな表情で頷いてくれた
私はそれを見るとハリーたちの存在も気にせずに校長室から飛び出した
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 3286Kij0さん» コメントありがとうございます。なるべく後味悪くならないよう意識して書いていたので、そういっていただけてとても嬉しいです!こちらこそ最後まで読んでいただき本当にありがとうございます! (11月7日 21時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
3286Kij0(プロフ) - 初めまして。作品に出会って早3日ですが全部読み切ってしまいました（ ; ; ） とても感動的なシーンが多くて最後の方はボロボロ涙を流しながら見てました、、ドラコと夢主ちゃんがずっと幸せに過ごせるような世界線ですごく良かったです。ありがとうございました！ (11月7日 17時) (レス) @page49 id: ae7e22dfa3 (このIDを非表示/違反報告)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます。申し訳ありません!すでに作成済みだったので変更が困難でした(泣)個人的にセブルスのラストは一番悲しいシーンだと思っています。今回はなるべく原作を崩さず作り上げたかったので、ご理解の上お楽しみいただけますと幸いです。 (11月3日 11時) (レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 次のお話ですが、スネイプ先生はなんとか救済の方にお話進めてほしいです😭お願いします！！！ (10月30日 18時) (レス) @page1 id: 582f5ac820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月30日 16時
