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ド「どうなってる?!」
すると慌てたようにドラコが私の元へと駆け寄ってきた
私は驚いて声のする方へと顔を向けた
私以外にドラコも影響受けていないようだった
いや、これはまるでこの世界には私とドラコしかいないような感覚だった
私は両親と共に行ってしまったとばかり思っていたドラコと向き合う
"ドクン"
すると視線が交わった瞬間、心臓が痛いほど締めつけられる感覚に陥った
私は瞬時に理解した
今このタイミングなんだと
輝き続けるペンダントを手に取ると体内に巡る血が沸騰するように熱くなり、心臓が大きく脈打ち呼吸が乱れる
『はぁ…っ…』
ペンダントに閉じ込められている魂が出たがっている
ド「どうした、大丈夫か?!」
私の様子にドラコは焦りの声をあげた
私はドラコともう一度目を合わせると両手でペンダントを包み胸元に近づける
『はぁ…お願いっ…ｯ…握って…っ…』
とにかく血が騒いで動悸が止まらなかった
私は声を絞り出すようにドラコに懇願すると彼は戸惑いながらも大きな手で私の手を包み込んでくれた
すると不思議なことに心が安定して呼吸も次第に落ち着きを取り戻す
最後に呼吸を整えるように深く息を吐くと瞳を閉じ、静かに口を開いた
『"我は大天使ミカエルの血を受け継ぐ者。
神に仕えし我が身を捧げ、魂を宿せ───"』
"ドクン"
瞼をゆっくり開けるとバサッと音を立て辺りに羽根が舞い上がった
ド「っ…てん、し…?」
私の姿を見たドラコは驚いた表情を浮かべていた
彼の反応が何故かとても子供のように可愛らしく見えて笑みをこぼすと、そんな私を見たドラコは顔を赤くしていた
『"ミカエルの名において、最後の審判を───
翼を大きく広げるともう一度強い光が放たれたと同時に瞬時に”魂“の善悪が審判された
いわゆる"悪"に判断されたナギニやヴォルデモートを含む全ての"魂"が浄化されるように消滅した
城全体に広がっていた強い光は徐々に薄れ、次第に私たちと周りの時間が帳尻を合わせるように戻っていった
その頃には私の翼は消え、元の姿へと戻ったいた
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 3286Kij0さん» コメントありがとうございます。なるべく後味悪くならないよう意識して書いていたので、そういっていただけてとても嬉しいです!こちらこそ最後まで読んでいただき本当にありがとうございます! (11月7日 21時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
3286Kij0(プロフ) - 初めまして。作品に出会って早3日ですが全部読み切ってしまいました（ ; ; ） とても感動的なシーンが多くて最後の方はボロボロ涙を流しながら見てました、、ドラコと夢主ちゃんがずっと幸せに過ごせるような世界線ですごく良かったです。ありがとうございました！ (11月7日 17時) (レス) @page49 id: ae7e22dfa3 (このIDを非表示/違反報告)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます。申し訳ありません!すでに作成済みだったので変更が困難でした(泣)個人的にセブルスのラストは一番悲しいシーンだと思っています。今回はなるべく原作を崩さず作り上げたかったので、ご理解の上お楽しみいただけますと幸いです。 (11月3日 11時) (レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 次のお話ですが、スネイプ先生はなんとか救済の方にお話進めてほしいです😭お願いします！！！ (10月30日 18時) (レス) @page1 id: 582f5ac820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月30日 16時
