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ｳﾞｫﾙ「愛とでもいうのか」
『そうよ』
ｳﾞｫﾙ「くだらん!…A、お前が俺様の元へくれば隣に置いてやると言っているのだ」
と少し苛立った様子で声を上げた
『それで貴方の心は…トムの心は満たされるの?』
その問いに言葉を詰まらせた
彼は何故そこまで力を求めるのか
彼は何をそんなに怖がっているのか
『私達の何が怖いの?貴方に信じられる友がいないから?だから目に見えない繋がりがある私たちが怖いのね』
ｳﾞｫﾙ「黙れ」
唸るような声に私は畳み掛けるように言葉をかけた
『貴方に愛情を向けてくれた人が本当に一人もいなかったの?理解しようとしてくれた人はいなかったの?そうやって何もかも諦めていただけじゃない』
ｳﾞｫﾙ「知ったような口を聞くな!」
わなわなと体を震わせ激情した
彼はそうなのだ
くだらないと言いながら誰よりも愛に執着している
本当は愛が何よりも強力である事を知っているのだ
身をもって知ったはずだ
私は友に話しかけるように、焦りの色を見せる彼に優しく語りかけた
『私は貴方を理解しようとしたわ』
私の言葉を聞くとヴォルデモートは分かりやすく動揺し目を泳がせた
『貴方は周りにもっと目を向けるべきだったのよ。貴方は愛から目を背き続けたせいで判断を誤った。命を奪う相手を誤った。その事に貴方は一生気づかない』
ヴォルデモートは私が何を言っているのか理解出来ないといったように困惑していた
『貴方がまた過ちを犯すなら…私は何度だって立ち向かうわ』
ﾈﾋﾞ「あぁそうだ!」
するとネビルが声をあげて私の隣に並んだ
横をチラッと見ると、その手には組み分け帽子が握られていた
ﾈﾋﾞ「ハリーだけじゃない。毎日人が死んでる!友達や家族が…。今日ハリーを失った。でもハリーはここにいる!」
と言って自身の胸元を強く叩いた
ﾈﾋﾞ「フレッドもそうだ。リーマスもトンクスもみんな。皆の死は無駄じゃない!だがお前の死は違う!ハリーは僕らのために生きた!皆のために!戦いは終わってない!」
そう言って組み分け帽子に手を入れたネビルはグリフィンドールの剣を引き抜いた
それとほぼ同時にハグリッドが抱えていたハリーがドサッと地面へ落ちた
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 3286Kij0さん» コメントありがとうございます。なるべく後味悪くならないよう意識して書いていたので、そういっていただけてとても嬉しいです!こちらこそ最後まで読んでいただき本当にありがとうございます! (11月7日 21時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
3286Kij0(プロフ) - 初めまして。作品に出会って早3日ですが全部読み切ってしまいました（ ; ; ） とても感動的なシーンが多くて最後の方はボロボロ涙を流しながら見てました、、ドラコと夢主ちゃんがずっと幸せに過ごせるような世界線ですごく良かったです。ありがとうございました！ (11月7日 17時) (レス) @page49 id: ae7e22dfa3 (このIDを非表示/違反報告)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます。申し訳ありません!すでに作成済みだったので変更が困難でした(泣)個人的にセブルスのラストは一番悲しいシーンだと思っています。今回はなるべく原作を崩さず作り上げたかったので、ご理解の上お楽しみいただけますと幸いです。 (11月3日 11時) (レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 次のお話ですが、スネイプ先生はなんとか救済の方にお話進めてほしいです😭お願いします！！！ (10月30日 18時) (レス) @page1 id: 582f5ac820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月30日 16時
