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ハリーが1人で禁じられた森へ向かった後、やはり気持ちが落ち着かず、そんな時によく訪れていた場所へと足を運んだ
その場所は瓦礫や黒煙が立ち込め、いつもの見慣れた景色ではなくなっており、不安がより一層募った
思わずペンダントを握りしめ消え入りそうな声で呟く
"ドクン"
と鼓動が高なったと同時に背後からザクっと細かい瓦礫を踏む音が聞こえて弾けるように振り返る
そこに立っていた人物を見て体が勝手に前に動いた
『ドラコっ!』
思い切り飛びつくとしっかりと抱きとめてくれた
ド「Aっ…!無事でよかったっ」
絞り出すような声で言いながら私の頭を抱き寄せる
腰に回された腕で痛いほどキツく抱きしめられ、胸が締めつけられる思いだった
私もそれに応えるように精一杯抱きしめ、ドラコの胸に額を押し付けた
ド「ここに来れば会える気がしたんだ」
『私もよ』
ド「会いたい気持ちを抑えられなかった」
『そんなこと、今はどうだっていいのよ』
ドラコ自身の今の立場に葛藤して苦しむ彼を癒してあげたくて、見上げるように顔をあげるとドラコも同じように顔をあげる
『私も会いたかったわ』
不安そうに見つめるドラコに笑みを浮かべて優しく囁くと、私は少し背伸びをして目の前の唇に自分の唇を押し当てた
ゆっくり離れると壊れ物を扱うかのように私の頬を両手で包み込んだ
ド『体は大丈夫か…?』
私の様子をうかがいながら親指の腹でそっと頬を優しく撫でる
恐らくベラトリックスに拷問された時のことを言っているのだろう
ド「苦しむ声を聞く度に気がどうにかなりそうだった…本当に…」
息を吐くように言うとコツンと額を擦り寄せる
その表情は、あの時のように泣きそうな表情を浮かべていた
『私は大丈夫よ。だからそんな顔しないで』
添えられた手に自身の手を重ね、安心させるように微笑む
そんな私を見たドラコは瞳を微かに揺らすと鼻先に触れるだけのキスを落とした
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 3286Kij0さん» コメントありがとうございます。なるべく後味悪くならないよう意識して書いていたので、そういっていただけてとても嬉しいです!こちらこそ最後まで読んでいただき本当にありがとうございます! (11月7日 21時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
3286Kij0(プロフ) - 初めまして。作品に出会って早3日ですが全部読み切ってしまいました（ ; ; ） とても感動的なシーンが多くて最後の方はボロボロ涙を流しながら見てました、、ドラコと夢主ちゃんがずっと幸せに過ごせるような世界線ですごく良かったです。ありがとうございました！ (11月7日 17時) (レス) @page49 id: ae7e22dfa3 (このIDを非表示/違反報告)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます。申し訳ありません!すでに作成済みだったので変更が困難でした(泣)個人的にセブルスのラストは一番悲しいシーンだと思っています。今回はなるべく原作を崩さず作り上げたかったので、ご理解の上お楽しみいただけますと幸いです。 (11月3日 11時) (レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 次のお話ですが、スネイプ先生はなんとか救済の方にお話進めてほしいです😭お願いします！！！ (10月30日 18時) (レス) @page1 id: 582f5ac820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月30日 16時
