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アバーフォースは軽食とドリンクを用意してくれた
『騎士団のメンバーから連絡はありますか…?』
ロンとハーマイオニーはすぐにかぶりついていたので、私はひとまず気になっていたことを尋ねた
ｱﾊﾞ「騎士団はお終いだ。"例のあの人"の勝ちだ。そうじゃないとぬかすやつは自分を騙してる」
そんなことは無いと思った
確かにメンバーは減ってしまったが、大事なのはそれぞれの決意の固さにある
ハ「ホグワーツに行きたいんです。今夜。ダンブルドアに託された仕事がある」
ｱﾊﾞ「仕事ね。いい仕事か?簡単か?」
と鼻で笑いながら尋ねた
ハ「分霊箱を追ってるんです。多分その1つがホグワーツにある。力を貸してください」
ｱﾊﾞ「兄が託したのは仕事じゃない…命を投げ出す行為だ。自分を大事にしろポッター。長生きしろ」
ハ「僕を信じて託してくれた」
ｱﾊﾞ「君はなんで兄を信じる?何故兄の話が信用出来ると思うんだ?兄は一言でも俺の事を話したか?妹のことは?」
ハ「それは───」
ハリーは言葉を詰まらせる
ｱﾊﾞ「兄は君に隠し事をしていたのに?」
ハ「僕は信じてる」
ハリーは変わらずそう応えた
ｱﾊﾞ「青臭い答えだ。どこを探せとも言ってくれない男の言葉を信じて分霊箱をひたすら追う?嘘つきめ!俺に嘘をつくのはいい。だが自分に嘘をつくのは愚か者のすることだ。君は愚か者のようには見えないぞ、ハリー・ポッター。だからもう一度聞こう。理由があるはずだ」
ハ「貴方とお兄さんに何があったかは知らない。貴方が投げ出そうとも僕は…僕の知ってる先生を信じる。…今夜、城に入りたいんです」
ともう一度言った
ｱﾊﾞ「…では頼んだよ」
するとアバーフォースは女性の肖像画に声をかけると、彼女は小さく頷き奥へと姿を消した
ハ「彼女はどこへ?」
ｱﾊﾞ「じき分かる。すぐにな」
私は先程のアバーフォースの話を聞いて、肖像画の女性が誰なのか検討がついた
『妹さんの…アリアナさんですね?若くして亡くなった…』
私の言葉にアバーフォースは静かに口を開いた
ｱﾊﾞ「兄は力を得ることに没頭するあまり、多くのものを犠牲にした。アリアナもだ。妹は兄を慕っていた。兄も妹に全てを与えたが、時間は与えられなかった」
『ありがとうございます、ダンブルドアさん』
話してくれたことと助けてくれたことへの感謝を述べると、少し微笑んで頷いてくれた
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柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 3286Kij0さん» コメントありがとうございます。なるべく後味悪くならないよう意識して書いていたので、そういっていただけてとても嬉しいです!こちらこそ最後まで読んでいただき本当にありがとうございます! (11月7日 21時) (
レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
3286Kij0(プロフ) - 初めまして。作品に出会って早3日ですが全部読み切ってしまいました（ ; ; ） とても感動的なシーンが多くて最後の方はボロボロ涙を流しながら見てました、、ドラコと夢主ちゃんがずっと幸せに過ごせるような世界線ですごく良かったです。ありがとうございました！ (11月7日 17時) (レス) @page49 id: ae7e22dfa3 (このIDを非表示/違反報告)
柊ｼｭｳ（柊）(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます。申し訳ありません!すでに作成済みだったので変更が困難でした(泣)個人的にセブルスのラストは一番悲しいシーンだと思っています。今回はなるべく原作を崩さず作り上げたかったので、ご理解の上お楽しみいただけますと幸いです。 (11月3日 11時) (レス) id: 2a0b252ff1 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 次のお話ですが、スネイプ先生はなんとか救済の方にお話進めてほしいです😭お願いします！！！ (10月30日 18時) (レス) @page1 id: 582f5ac820 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ｼｭｳ（柊） | 作成日時：2023年10月30日 16時
