元彼ジョングクくん (ページ9)

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'09 ページ9

TH：そ、そしたら？

｢もう関わらないって｣

TH：Aちゃんはそれで良いの？

｢………………はい｣

それからというもの本当にグクは話しかけて来なくなった。クラスでのヒソヒソ話は無くなったしプリントのやつも無くなった。これで良い。まぁテヒョン先輩に対しての声はあるけどそこまで、って感じ

そして今は日直として雑用させられていてテヒョン先輩とお昼は食べれず………資料室に物を運ばなければならない。

｢あともうちょっと……｣

男：手伝おーか？

｢あ、いえ…｣

男：遠慮しなくていいって！

｢もうすぐそこですから…｣

男：じゃあ資料室で少しゆっくりしよ…？

｢は、はい？｣

男：わかるでしょ？君、ビッチなんだから

｢それただの噂ですから…！｣

男：浮気バレてジョングクに振られたくせに笑

｢そんなんじゃｯ｣

男：初そうな顔してやることやってんだもんな～笑

｢お、大声だしますよｯｯ｣

男：ここ管理棟だから人全然いないよ？笑

｢ｯｯ………｣

あーほんととことんついてない…

男：ほら、早く入ろ

｢や、めてっ｣

男：もしかして今、そういう気分じゃないの？じゃあその気にさせよっか？

無理やり顔を抑えられ近づいてくる相手の顔。精一杯、抵抗するけど全然適わなくて…

もう覚悟を決めてギュッと目を瞑った。

そしたらパッと相手が離れたから目を開けると…

JK：なにしてんの

男：ジョ、ジョングク

JK：早く消えろ

男：なんでこいつのこと守るんだよっ

JK：浮気とかビッチとか全部、噂だから。俺はAに振られた、ただそれだけ

男：……ｯｯ！

男は驚いた顔をして去ってった。
そしてグクもそのまま去ろうとしたからつい、引き止めてしまった

｢あ、ありがと…｣

JK：………俺のせいだから、ね

｢でも、なんでわかったの…？｣

JK：あの先輩がAと一緒にいなかったから気になって

｢そっか…ありがとね｣

JK：ううん

一度も目、合わせてくれなかった

次の日、学校へ行くと大勢の男子に囲まれた。上履きを見ると同じ学年……

｢えと……通してください、｣

男：ジョングクに浮気バレて別れたの嘘ってほんと？

｢は、はい…｣

男：いろんな男ひっかけ回してるってのは？

｢それも違います…｣

男：じゃあなんで別れたの？

｢…………色々、？｣

男：え、やっぱ怪しい。

いじめられてたとはやはり言えない