元彼ジョングクくん (ページ28)

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学祭が終わり、玄関でテヒョン先輩を待つ。だけどなかなか来なくて……靴はあるし、、

教室に行ってみると窓から外を眺めてる先輩がいた。

｢テヒョン先輩…っ｣

TH：うわっ、、びっくりしたぁ……ってAちゃん！？

｢黄昏てるとこすみません…どうしても話したくて｣

TH：黄昏てるって笑
俺も話したいなって……思ってたよ

｢あの…！私ほんとうにテヒョン先輩には感謝していて…｣

TH：うん。わかってるよ。わかってるんだよ

｢……？｣

TH：Aちゃんは俺のこと優しい先輩って思ってるだろうけど俺そんな良いやつじゃないよ。

｢何言ってるんですか｣

TH：最初はただの好奇心だった。まぁ可愛い子だなぁとは思ってたけどね？

嘲笑うように話す先輩に少しイラつく。

｢それ、ただ言い聞かせたいだけですよね｣

TH：え？

｢テヒョン先輩は優しい人です。私にはもったいないぐらい優しいです。｣

TH：やめてよ……なんで、、なんで嫌いになってくれないの……

｢嫌いになんてなりませんよ…！｣

TH：わかってない、

｢テヒョン先輩のこと先輩として大好きです｣

TH：うん………ありがとう

しばらく流れた沈黙。

破ったのはテヒョン先輩

TH：俺の方がAちゃんに感謝しなきゃならないんだよね。

｢私なにもしてないですよ？｣

TH：俺、Aちゃんに初恋した。初めて恋して初めて嫉妬した。……そして失恋もした。いろんな経験をさせてもらったよ、ありがとね

｢先輩……｣

まさかの発言になんて答えたら良いのか…

TH：初恋の相手がAちゃんで良かったよ笑

｢そう思ってもらえて良かったです、笑｣

TH：もう行きな？待ってるんでしょ？彼氏くん。

｢あ、はい…！｣

TH：もし、またひどいことされたら俺のとこ来な？いつでもウエルカムだよ！

｢あはは笑ありがとうございます笑｣

TH：もーほんとずるいよAちゃんは

｢そ、そうですか…？｣

TH：笑顔ずるい。笑

｢そう言われましても…笑｣

TH：ごめん困らせたね笑

今度こそ行きな、と言われ深々の頭を下げて教室を後にした。

TH：その笑顔が大好きだったよ

・

グクが待つ教室へ向かうと、すぐに抱きついてきた

JK：遅いよ……

｢ごめん｣

JK：話せた…？

｢うん。ありがとねグク｣

JK：帰ろっか

｢うん！｣

JK：手、繋いで良い？

｢もちろん笑｣