元彼ジョングクくん (ページ24)

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次の日、恐る恐る靴箱を開けたけど何もされていなくてホッと胸を撫でおろす。

JK：Aおはよ

｢あ、グクおはよう｣

JK：俺がずっと一緒にいるからね

｢うん、ありがと｣

教室に入ったらグクとお昼を食べてた女子グループから睨まれたけど、それ以外は何もなかった

先生：学祭に向けて授業時間を短縮して学祭準備の時間を増やすからしっかりやってくれよー

みんな：はーい

女：あーもう、、衣装全然終わんないっ

女：それな……普段こういうのやらないから無理～

男：なぁなぁ女子って家庭科とか得意だろ？やってくれよー

女：無理だっての

男：誰か俺のもやってくんねー？

皆、衣装作りに困っているようだった
そんな中、意味深な事が聞こえた

女：てか、なんでうちらのクラスだけ各自なの？

女：なんかグクくんが先生にそう頼んだらしいよ

女：え、なんで？

女：知らないけど衣装係やりたい子いなかったし良かったんじゃない？ちょっとめんどいけど笑

女：まーそうだね笑

グクだったんだ……そして前のテヒョン先輩の言葉を思い出す(11ﾍﾟｰｼﾞ)

TH：てか、衣装さ。Aちゃんのだけ作ってもらえないとかない？大丈夫？

たしかに考えてみればあのままだったら私のだけ作ってもらえない可能性は大だった。保健室でグクに打ち明けてから決まったこの衣装の話。

｢グク、ちょっといい？｣

JK：なあにー

｢ありがとね｣

JK：なにが？？

｢衣装。｣

JK：あ、バレた？笑

｢うん笑｣

JK：A裁縫、得意だから押し付けられちゃうかなって思ったんだよね

｢あ、そっち？笑｣

JK：え、どっち？

｢ううん笑なんでもない笑｣

やっぱ彼が好きだ。

例の事からテヒョン先輩の姿は見えず、お昼ご飯も屋上でグクと食べてるけど来ないし……避けられてるのはわかるけど私的にはこのままで終わりたくなかった。

━━学祭当日━━

JK：A……可愛いｯｯ、、

｢グクもかっこいい、笑｣

衣装に合わせてメイクをするんだけど周りのを見よう見真似でやったから変なはず……。でも褒めてくれたから嬉しい気持ちになる。そしてグクも前髪をワックスであげていてすごい色っぽくてかっこいい。もちろんそんな姿に周りの子達は騒ぐんだけど不思議と私には何もしてこないのだ。

これじゃまるでいじめられたいみたいじゃん、、平和な日常が思い出せないのだ

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