元彼ジョングクくん (ページ16)

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1日で別人のようになったグク。
にしても、頭が痛くて吐きそう……何も口にしてないのに何が出るっていうんだ…

JK：って……ごめん！具合悪いんだった…っ

｢1人で帰れるから…ｯｯ｣

JK：熱あるんじゃない、？

｢ひゃｯ………つめた、い｣

私のおでこにグクの手が触れる
おっきくてゴツゴツした手が。

JK：熱あんじゃん……急いで送るね

｢誰かに見られるって……｣

JK：もうそういう心配しなくて良いよ。俺、変わるから。Aは俺に守られてよ…

｢…………………｣ｺｸ

JK：おんぶするから乗って

｢…………うん、｣

懐かしいグクの背中。性格は内気でヘタレだけど容姿は誰よりも大人びていてさっきの手もそうだし、背中も首も男の人って感じ。大好きなこの匂いにウトウトしていたら家に着いた

JK：冷えピタとかある？

｢ない気がする、｣

JK：じゃあ買ってくるから大人しく寝ててね

｢ありがとう…ｯ｣

私の親はまだ帰ってきていなくてシーンとしている。あー、普段から部屋きれいにしとけば良かったなぁ。。朝、急いで脱いだ部屋着はそのまま床にぶなげてある……さすがにそれは片付けようとベッドから降りて部屋着を畳んでいるとさっき出てったばかりのグクがもう戻ってきたのだ

｢は、はやっ｣

JK：ちょ、大人しく寝ててって言ったでしょ…っ

｢あ、ごめん…｣

JK：ほら、冷えピタ貼るから…

｢う、うん｣

顔が近い……でも熱いのはきっと熱のせい。きっと大人しく寝なかったから熱が上がったんだ。

JK：あ、熱はかろうか

｢リビングのテレビ台に棚があって、それの…｣

JK：上から2番目の引き出しだったよね？

｢あ、うん…そう｣

JK：取ってくるから今度こそは大人しく寝ててよ？

｢うん笑｣

中学の時、私が熱を出す度にグクが看病してくれてたなぁ……そしてグクに風邪がうつって私が看病して……そんなバカップルな日常が幸せだったな

JK：はい。どうぞ

｢ありがと｣

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

JK：うわ…38.4だってさ

｢明日、土曜日で良かった…｣

JK：よく、今まで学校休まなかったね……

｢１回休んだらもう行けない気がして…ね｣

JK：あー、ほんとごめん……

｢もう良いよ笑｣

JK：A。何度も言うけどもう絶対に離さないから。もう辛い思いさせない。

｢前みたいに…｣

｢前みたいにずっと一緒にいたいな……｣

神様、良いですよね…？幸せになっても…