元彼ジョングクくん (ページ13)

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笑ったと言われれば咄嗟に真顔になる

JK：あ、いや久しぶりに見るなぁって

｢…そうだね、笑｣

JK：………でもどうしようね、これから

｢あー、うん……｣

JK：あの、もしかしてAに嫌がらせしてたのっていつも俺の周りにいる子達？

｢……………まぁ、、｣

JK：まじか……

グクはほんとに人を疑わないから(テヒョン先輩の事は疑ってたけど)そういうとこは良いとこでもあるけど限度ってものがあると思う。

｢別に無理に良いよ？｣

JK：いやだよ…っ！

｢でも……どうするの｣

JK：それは………とりあえず学校祭終わるまではこのままでいよう。その方が安心だろうし…

｢そうだね｣

たしかに今、私達が戻ったらどんな嫌がらせされるかわかんない。

JK：その後は……ええと、、

｢…………｣

JK：俺から直接言ってもAが責められちゃうよね、、

｢多分ね、｣

JK：もちろん守るけど、どうしてもAが1人になるタイミングってあるだろうからなぁ

｢うん……｣

JK：体育とかこの前みたいなの起きたら危ないもんね

出てくるのは解決策ではなく問題点ばかりで………大人になった気でいた高校生。でもまだまだ子どもって証。グクが頼りないんじゃなくてただ私達がまだ子どもなだけ。いじめから逃げることしかできなかったから何も成長してないんだ。今もただ相槌うってるだけでグクに任せっきりで何もしてない。何かをされるのを待ってる。テヒョン先輩に対してもそう。私の味方になってくれる、いつでも相談にのってくれる、辛い時そばにいてくれる、、それはただの甘えで結局自分の事しか考えてないいわゆる自己中なのだ。

悲劇のヒロインぶっているだけなんだよ……

こんな私が愛されて良いんだろうか…。
ずっと幸せだった私にはこれぐらい痛い目みないとわからないって神様が与えてくれた報いなのかもしれない。中学の時からグクを好きな子はたくさんいて、告白した子もたくさんいて、でも私という彼女がいたからそれは報われなくて……たくさんの女の子が悲しんだだろうし振るグクも少なくとも心が痛んだはずだ。高校にはいってもずっとそんな事が続くなんて考えてみればおかしかったのかもしれない。

高校はいってすぐは中学生気分でふつうにみんなの前でイチャついていたしグクみたいな彼氏がいて私も気取ってたとこはあった。そりゃあ女子から見るとうざいよな、って思う。

｢やっぱ……私、グクとは戻れない｣