元彼ジョングクくん (ページ11)

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昼休み、テヒョン先輩と屋上でダンスの練習をしていた

｢テヒョン先輩のクラスのダンスすごいかっこいいですね｣

TH：まぁ3年生となるとね

｢それに、上手ですし笑｣

TH：かっこいい？

｢はい…！笑｣

TH：てか、衣装さ。Aちゃんのだけ作ってもらえないとかない？大丈夫？

｢え、だって各自で作るじゃないですか｣

TH：Aちゃんのクラスはそういう方針なのね。良かったね

｢普通は違うんですか？｣

TH：衣装係を決めてその子達が主に作るんだよ。後は仲良い子同士で手伝ったり

｢じゃあ何で私のクラスは各自なんだろ…｣

TH：さぁ？得意な子がいなかったんじゃない？笑

｢あーなるほど笑｣

なんて、この時はそこまで深く考えていなかった。

SN：みんな良い感じに覚えてきたね！

女：スビンくんの教え方が上手いんだよ～

SN：ほんとに！嬉しいなぁ

今までなんで彼の存在に気づかなかったんだろうってくらいスビンくんはモテている。学祭マジックってやつ…？

女：チェさんどうしてそんな踊れるの？

｢え、あｯ……前まで習ってたから、、｣

女：ほんとに～？スビンくんに個人的に教えてもらってたんじゃないの？？

｢ま、まさか…、！｣

女：ほんと面食いよねぇ？

｢本当に前まで習ってたの…っ｣

女：だって練習に一度も顔出てないのに振りが分かるなんておかしいじゃない

｢そ、それは…ｯ｣

女：ほら。手出したんじゃない

｢出してない…！｣

女：は、なに？？

珍しく褒めてくれるのかと思えばこれだ……少し強めに否定するとその態度に腹が立ったのか完全にお怒りモード……私はただ黙って下を向くしかなかった

SN：2人、どうしたの？

女：ううん！何でもないよ～

SN：またみんなで合わせるよー

女：は～い！

止めに入ってくれた…本当にスビンくんは良い人

合わしが終わり、個人練に入ったから私は教室を出た

SN：Aさん…！

｢は、はい｣

SN：さっきはごめんね…っ

｢えと、なにが？｣

SN：もっと早くに止めてあげれば良かったのに……なかなか、、

｢助かったよ、ありがとう。私こそ忙しいのに変に気使わせちゃってごめんね｣

SN：僕、Aさんのダンスすごく好きで……一緒にセンターで踊ってほしい…！

｢それはできない、かな｣

SN：女子達に何か言われても僕が守るからさ…！

｢そういう問題じゃないよ…笑｣

こういうのに甘えたらバチが当たる