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〜Aside〜
でも、私はもともと素敵なメンバーに恵まれててこの上ない幸せ者だ。
なのにグクと恋人になりたいなんておこがましい。そう思った。メンバーだからグクと遊園地に来ていて、練習生の頃からずっと一緒にやってきたから同じベッドでだって寝れるんだ。それを壊してはいけない。そうおもった。
ウィッグでボサボサになった髪をグクに手ぐしで整えてもらった時に自分でもわかるほど顔に熱が集まった。
自分にもグクにも何度も誤魔化したけど、心は痛くて……ジョンハンさんとの時間を増やせばその痛みは和らぐかなって……そう思ったんだ。
JH：俺は応援したいよ
Aちゃんの背中押したい
｢なんでそこまでしてくれるんですか？｣
JH：大切な友達の妹だからね
｢テテオッパに感謝ですね…！笑｣
JH：すぐじゃなくても良いから…ジョングクくんに想いを伝えてね。幸せになってよ？笑
｢はい…！！｣
早くグクに会いたい。今日も玄関で待ってくれてるかな？時間早いからまだいないかな？
｢……いない｣
グクの部屋の前まで行くと中から素敵な歌声が聞こえてくる。聞こえにくかったから少しドアを開けて聴き惚れていると勢い良くドアが開いた。
そして、グクの口から出た言葉に目頭が熱くなった
もうどうでも良くなったってどういう事？
彼女みたいな人ってどういう事？
好きな人とグクがくっつくならまだしも、好きでもない人とグクがくっつくなら納得いかない。
心臓が締め付けられて痛い。痛い。
私はジミンオッパの部屋に飛び込んだ。
JM：おわ、どうしたのA
｢ｸﾞｽｯ｣
JM：わっ泣いてるの？何があったの？！
｢私ｯ、どうしたら良いかわかんないｯ｣
JM：とりあえず思いっきり泣きな
オッパの腕の中で思いっきり泣いた。
JM：目が腫れても明日もダンス練だけだから大丈夫
｢オッパの隣にいたらバレないかも、笑｣
JM：うん？A？オッパの優しさ返して？
｢ごめんなさい笑｣
JM：すっきりした？
｢うん、ありがとうオッパ｣
JM：で、何があったの？ジョンハンさんに振られた？
｢ううん、背中押してもらった｣
JM：うん？？
｢私、グクが好き。｣
JM：うん、、うん、、え！？！？
｢でもグクには彼女みたいな人かできたんだって、｣
JM：は？誰それ、
｢わかんないけど、さっきそう言われた。私の事はもうどうでも良いって…｣
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作者名：れをる
| 作成日時：2021年1月6日 0時
