会社員兼探偵～TH～ (ページ7)

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いつもは冷淡としているテヒョンが素直なんて珍しい。

JK：はぁ間に合った…

｢お帰りジョングク、どうだった？｣

JM：ばっちり撮れました～

｢お、さすが｣

JK：ヌナ、体調どう？

｢テヒョンが付き添ってくれてたから大丈夫｣

JM：朝までずっと？笑

TH：ジミナ、

｢そうみたい｣

JM：やるじゃんテヒョンア

JK：だからといってヌナは俺のですから

JM：ジョングガそろそろ譲ってあげてよ～笑

TH：ジミナお前まじ黙れ

JM：ね？A

｢え、？｣

JK：ヌナ！ほら会社行こ！

｢あぁうん？｣

TH：焦った、

JM：いつまでちんたらしてるつもり？

TH：わかってるよそんなの、

｢ジョングクの仕事、私に振っていいからね？｣

JK：俺は大丈夫だよ

｢だって目が眠そう、｣

JK：仕事だから、ちゃんとやるよ

｢……無理しないでね｣

JK：うん、ありがとうヌナ

ユンギオッパがうまいこと仕事を振り分けてくれるからいつもよりはやる量が少ないけど、疲れで集中が続かないと思う。

あ、これ資料室まで取りに行かないとじゃん……

資料室は少し遠くて、人通りも多くない。

あーそういえば前に会社にスパイがいるから暴いてくれって依頼があったな……

なんてことを考えながら重たいドアを開けて、入ればまたもやありがちなシーンだ。

～：てひょ、くんｯ

しかもあんたかい、テヒョンよ…

TH：名前呼ぶな

～：ごめんなさ、あｯｯ

TH：声も出すな

～：ふっ、んん、！

TH：はぁ、萎える

～：え、終わり…？

TH：萎えた。もう無理

～：ちょっと待ってよっ！

｢あ、｣

TH：は、なんでいんの

｢いや…ここは資料室なんで｣

TH：………早くしろよ

｢え？｣

TH：早く資料とって

｢はいはいすみませんね｣

女の子は急いで服を着て資料室から出ていった。

TH：あーやっと解放された

｢……あんた最低だね｣

TH：それ見て楽しんでたくせに

｢逆だっつの｣

TH：俺がなんでさっきの子、抱いてたかわかる？

｢知らないよそんなこと｣

TH：ある人に似てるからだよ。まぁ雰囲気だけだけど。なのに声出すからまじ萎えた。

｢……ある人？｣

TH：うん。俺の好きな人。

｢ふぅん………え、テヒョン好きな人いるの？？？｣

TH：俺も人間なんでね

｢性にしか興味ないのかと…｣

TH：しばくよ？

｢好きな人いるのに何で他の子？いくら似ててもそんなの無意味じゃん｣