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なんで私はここに？
「どーもー！これ俺の娘なんです！よろしくお願いしまーす！」
空「困りますよ！Aさんが来ていることは秘密なんですから！」
「いいじゃないか、いいじゃないか。俺の娘がこんなに有名なんだ！」
なんで私は選挙運動みたいなこと……。
「おじちゃん、僕お姉ちゃんと写真撮りたい」
「いいぞいいぞ。どんどん撮ってくれ」
いや、お前が撮るんじゃねーからな。
私が撮られんだからな。
空「困ります！うちの事務所、そういうことはやっていませんので！」
.
中居「何やってんだ、兄貴」
「おぉ、正広！」
中居「Aを困らせてんじゃねぇよ！」
中居さん……。
「お？俺が寝てる間にそういう関係になったのか？」
中居「アホか。お前なんか一生寝てろよ」
「兄貴に向かってそりゃねぇべ」
中居「A、後藤さんちょっといいか」
A「は、はい！」
.
中居「単刀直入に言う。A、もうここには来んな。
後藤さん、あいつが目覚めた以上Aの病院変えて頂けますね？」
A「どういうことですか？あの人、私のお父さんなんですよね？」
中居「A、思い出せ。あいつは幼いお前を捨て……」
A「なんで今まで黙ってたんですか？私のお父さんが生きてるって。
その話を棚に上げて、お父さんに会うななんて話聞きたくありません」
空「Aちゃん、これは社長も考えていたことなのよ。あなたにもう辛い想いをしてほしくないから」
A「空さんも知ってたんですか？」
空「え、ええ……」
A「みんなでグルになってお父さんのこと隠してたんだ」
中居「A！」
.
中居「待てって！」
A「離してください！私はもうまぁくんのことなんて大嫌いです！！」
中居「お前に黙ってたことは謝る！でもアイツは！」
A「私はずっと、両親がいないことが嫌やったんです！
本当は社長に引き取られることも嫌やった！
お父さんとお母さんがおらへんから私は……！
本当はみんな、私が悲しんでる姿見て笑ってたんやろ！」
中居「誰もお前のことをいじめようとかそんなこと思ってない！」
A「……」
中居「むしろお前が愛されてるから、アイツがAに悪影響だから！」
パシャッ
「「！？」」
え、今のって……？
、
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作成日時：2015年12月7日 7時
