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A「村上くん……なんで……」
会いたくなかった相手……。
どうしてここにおるん？
ここ、ビストロゲストの楽屋やねんで？
村上「……そんなことどうでもええ。お前中居さんとそういう関係だったっちゅうことなんか？」
まだ私に興味あるフリなん？
どうせ誰かに背中押されて、何も考えずにとりあえず来ただけやろ？
A「……だったらどうなん？村上くんには関係ないやろ。本当は私になんて興味ないくせに」
村上「は？何の話や。俺はずっとお前のこと好きやったで。今もや」
嘘ばっかりや。
さっきの会話、どっから聞いてたか知らんけど中居さんのマネしただけやん。
A「嘘つき」
村上「……」
中居「A、やっぱりお前……」
A「いえ、話は終わったのでもう行きましょう」
村上「待て。俺はまだ話終わってへん」
中居「……A、俺はまたお前に会いに来る。その時にまた話しよう」
A「……」
中居「俺ももう次の現場に行かないといけないんだ」
A「……また、会えますか？」
中居「会えるに決まってんだろ(笑) 」
A「……お疲れ様でした」
今日がいいキッカケだったのかも知れない。
今度は、私から会いに行こう。
私のたった一人の親族……。
.
村上「中居さん。」
中居「Aの口から聞けよ。俺は、そんな立場じゃねぇんだ。悪いな」
村上「……事務所の先輩として尊敬はしてます。だけど、Aを悲しませるなら許しません」
中居「しねえよ。絶対な。Aの悲しむ顔もう見たくねぇんだ。じゃあ俺行くからな」
村上「お疲れ様です……」
、
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作成日時：2015年12月7日 7時
