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顔が熱い……。
今亮ちゃんの顔をとてもじゃないけど見れる状態ちゃう。
そうだよ。
亮ちゃんを好きになった理由は絶対村上くんが原因なわけちゃう。
私が亮ちゃんを好きだって気持ちはあの旅行の事件から。
守ってくれるって、身を挺して護ってくれた亮ちゃんに私は……。
私の葛藤や恥ずかしさなんて知らずクスクス笑い声が聞こえたので、恥ずかしかったこともあり、とりあえず台所に逃げたみた。
「Aが俺の鼻の頭にキスしてきたこと？それとも俺がAのおデコにキスしたこと？(笑)」
「私コーヒー淹れるんやから、亮ちゃんは座ってて//」
ほら、こんなに顔が熱い。
村上くんにフラれたからちゃう。
いや別に直接フラれたわけちゃうけどさ。
失恋の傷を私は亮ちゃんで埋めようとしてるの？
ううん、絶対違うよ。
だって私亮ちゃんと両想いで嬉しいんだよ？
村上くんのこと気にしてるなら、こんなに嬉しいはずないやんか。
「何言ってんねん。やっとAと両思いになれたんに、離れられるわけないやんか(笑)」
色々考えているうちにいつの間にか、亮ちゃんに後ろから腰に腕を回されホールドされてる。
今の亮ちゃん、横山くんをからかう時と同じやねん。
ニヤニヤしてる。
しかも私が亮ちゃんの顔を見るにはまだ時間が必要だ。
だって心臓がバクバク言って止まらない。
……あの時だって二人きりやってんで？
亮ちゃんの顔が、こんなに近い……。
「あの、動けないんやけど……」
「Aからもう一回俺にチューしてや♪ 」
言葉の語尾にハートが見える……。
「亮ちゃんイジワルや……」
「何とでもいいや(笑) 今の俺は無敵やねん！」
「あっそ。お昼までここおろうと思ってんけど、今から家帰って一人でまったりするわ」
「え！？嘘嘘嘘！嘘やん！！俺とおってや！！」
無敵ちゃうやんか(笑)
そこはもうちょっと粘ろうか。
離さへん、なんて言われたらジッとしといたるのに。
「コーヒー淹れるんやて。座って」
「はい！」
あ。あっさり離れんねやね。
いや、言ったのは自分やけどなんかさ……。
チュッ
「大人しく待っとるから早よしてなハニー♪」
くすぐったい。
ドキドキする。
やっぱり今の亮ちゃん無敵かも知れへん//
私のこの気持ちも、嘘なんかじゃない。
、
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作成日時：2015年12月7日 7時
