美少年が恋した美少年 (ページ12)

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無常会議Ⅱ（龍介目線）ページ12

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ……ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ｶﾞﾁｬｯ

龍「もしもし…え、なんであいつのこと…
はい、はい…あ、なるほど、分かりました。
びしょーねーーーーーん！！！！
Aって人から電話だぞーーーーー！！！！」

ﾄﾞﾝｯ！ｶﾞﾝｯ！…ﾊﾞﾝｯ､ｺﾞﾝｯ！
…どういう慌て方してんだ？メッチャ痛そう…

美「かわれ！！はやく受話器をよこせ！！」
龍「はい」

美少年に受話器を手渡す。最初は焦っていたが、
話し始めた瞬間、いつもの調子に戻った。
へー、美少年の初恋の相手は
Aさんって言うのか…

美「…お前か、どうした？…ああ、そうだな。
…ああ…分かった。じゃあまた土曜日…
ああ、じゃあな…(ｶﾞﾁｬｯ)…」
龍「で？彼、何だって？」

そう聞くと、美少年は勢いよく振り向き
僕の肩を力強く掴んだ。

美「…まずいぞ龍介…今度またあいつの家に
行くと言っただろう…」
龍「うん、言ったね。あと肩痛い」
美「と…泊らないかと言われた！！
返事をしてしまった！！どうすればいい？！///」

顔が赤くなっている…こいつ、その子と
会ってから本当に変わったな…

龍「はあ、助っ人呼ぶ？」
美「は？助っ人？…？！まさか？！」
龍「無常さーーーーーん！！！！
ヘーーーーールプ！！！！」
無常達「「オーイェーーーーーイ！！！！」」
美「うるっせ…」

ーーー

レ謝「え？早過ぎません？あなた達一体
どこまで発展してるんですか？」
血謝「だから押し倒した者勝ちって
言ったんヨ。早く告れムッツリスケベ！」
東范「そうだそうだ！告れ変態美少年！」
美「よし決めた。お前ら後で殴る」
眷謝「暴力はいけません！神がこの場を
ご覧になられていたらどうするんです？！」

この会議って正直ネタだよね

霜范「落ち着け。とりあえずまとめよう。
お前は土曜その片思いの男の家に泊まる。
三連休だから二泊三日だな。
理由はお前の絵を描くため」
霜謝「確実な事として、その少年は
あなたのことをそういった目で見ていない。
純粋にただの知り合い以上友達未満です。
まあかなり遠いですよね、関係は…」

こういう時霜寒の二人は頼もしい。
流れがすっかり真面目になった。

霜謝「…え、何かお菓子とかいりますかね…」
霜范「着替えも用意しないと…そうだ美少年！
お前スマホ買うか？！番号くらい聞いとけ！」

…だめだ。オカンとオヤジ化した…