5,【衝撃の朝】 ページ5
zm side
kn「A、おっそいなぁ……」
朝食開始時刻まで10分を切った頃、シッマが一言漏らす。
俺は今日、誰に何を食べさせようかと考えるため、少し俯いていたが顔を上げた。
syo「お、心配か？心無いんとちゃうん？」
kn「あるわ、アホ！」
きゃんきゃん、とうるさく騒ぐシッマとシャオロンを軽くスルー。
うるさいのに違いは無いが。
zm「(遅いのも事実なんよなぁ)」
Aは比較的早く起きる方だ。それもひとらんと同じぐらいの時刻に。
だからこんな時間にまだ食堂に来ていないとなると心配になる。
昨日も様子がおかしかったしな。
うん、そやな……。
zm「俺、Aの部屋に行ってくるわ」
「寝坊しているかもしれんし」と言葉を続け、俺は食堂を出た。
心配が俺を急かす。
いつの間にか走っていたのか、Aの部屋に着く頃には少し息が切れていた。
息を整え、扉に手を掛けた時に気が付いた。
zm「(なんや？この静けさは……)」
嫌な予感がし、俺は勢い良く扉を開けた。
zm「A！入るで！」
ゆっくりと部屋に踏み入る。
部屋には誰の気配もなかった。
zm「(誰も……居らんのか？)」
少なくとも、ここにAが居て眠った形跡はある。ベッドに、シワが寄っているからな。
しかし、そのベッドにはくちゃっとした布があるだけ。ここに大の大人が隠れられるわけがない。
頭に「A誘拐」という言葉がよぎる。
少しでも証拠を、と思いベッドに近付いた時に思った。
zm「(布が、動いてる……？)」
近くで見ないと分からない程微々たるものだが布が上下している。
臨戦態勢に入りながら俺は布を剥ぎ取った。
zm「……っ！？」
そこには。
「あ、あう……？」
小さな赤ん坊がいた。
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檸檬 - 神☆めちゃめちゃにやけた自分がいるんですけど！ (5月25日 6時) (
レス) @page14 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ミアン - か…神作見つけたと思ったらめっちゃ良いとこで更新停止してるだと…！？ (2022年12月17日 10時) (レス) @page15 id: 857dce4f12 (このIDを非表示/違反報告)
にの - 主人公ちゃんの性格大好きですぅ…。更新待ってます (2022年8月9日 14時) (レス) id: 32e42409cd (このIDを非表示/違反報告)
無能 - おもろいっす、更新頑張ってください。 (2022年8月9日 12時) (レス) @page15 id: 8eb0616644 (このIDを非表示/違反報告)
makura kumano(プロフ) - なんかにやける (2021年8月18日 14時) (レス) id: a33465ca2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな x他1人 | 作成日時：2021年5月22日 22時
