di ページ11
ひっそりとしてひんやりとした廊下を静かに向かう。
大広間の前に着き、戸に手をかける。
意を決して開けようとしたが耳を澄ますと話し声が聞こえる。
片方の声は…CO-DAさんでもう片方はボスさん…？
晩酌かなにかを交わしているよう。
今は入らないほうがいいよね…。もう少ししてから出直してこようと戸から離れようとした時。
ﾎﾞｽ『やっと愛子がわしらのところに来たな。前言った計画は覚えておるか？』
ん…？計画？なんの話だろ…？
聞いてはいけないと分かっているのに足が動かない。そしてもっと聞こえるように戸に耳を近づけてしまう。
『覚えてますよボス。』
ﾎﾞｽ『俺たちは愛子の力がないと滅びる。早く殺 して力を手に入れるから協力しろ。出来ないならお前が死ぬまでだ。』
『滅びる…？そんなこと前には…』
ﾎﾞｽ『滅びるものは滅びるんだ。わしの犬なんだからお前は大人しく指示に従え。』
『っ…はいボス。』
ﾎﾞｽ『また決まったらお前に伝えるから。頼んだぞ。』
そう言ってボスは反対側の扉から出て行ったっぽい。
っ！私を殺 す…たしかに死にたかった。けど今は違う。
CO-DAさんと会えて私の世界に一匙の光が差し込んで。
そこから色がついたように広がっていったこの世界…。
CO-DAさんまでそんなことを思って私に優しくしたの…？
守ってくれるって言葉は嘘だったの？
やっぱり私なんて疎まれるしかないの？
……神様の馬鹿。
なんでこんな世界なんかに私を連れて来たの？
床が軋む音も気にせずに廊下を駆け、靴を引っ掛け外に出て煉瓦造りの街を走る。
どんだけ走ったかわからないが肺が痛い。
息を整えて周りを見ると私が目覚めた森にいた。
借りている服のことなども気にせず草の上に寝転がる。
目に写るのは一面の星空。
「あはっ。」
笑うしかない。だってこの輝きは私の人生とは真逆で眩しい。
少しすると足音が聞こえてくる。
音がした方を向くと黒い影が。
「だ、誰…？」
まさかもう私を…？
───
待ってていてくれた方がいらっしゃったかは別にして…更新お待たせしまってすみません…。
い、忙しかったんです()
一応完成までは必ず行きたいと思ってるので、良ければ是非応援してくださったら嬉しいです！
というか面白くできてるかも謎なのでね、良ければコメントや評価などもしてくださると創作意欲に繋がるので…よろしければ。
ではでは！
From りんりん
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りんりん(プロフ) - それなびっくりしてしまった...。ありがとう！2話目もすぐ更新する予定だからよろしく！ (2021年1月28日 20時) (
レス) id: dc7e1ec8cd (このIDを非表示/違反報告)
てあん(プロフ) - ランキング凄！これから頑張れー！ (2021年1月28日 20時) (レス) id: d4c421289f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんりん | 作成日時：2021年1月26日 23時
