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勘違いであってほしいその考えは、実際にその通りであった。
1日目。髪を下ろし、麦わら帽子をかぶって出かけてみた。よくアイスを買う店のおじさんが、おまけで一口サイズのフルーツバーをくれた。
2日目。髪を三つ編みにして、母親から借りた薄桃色のストールを羽織ってみた。ズバイルシアターのショーを見るとき、周りの人が最前列を譲ってくれた。
3日目。髪をツインテールにして、父親から借りた大きなシャツをワンピースのように着てみた。ちょっと怪しい男が寄ってきて、服に手をかけられたからアルハイゼンを呼んでボコボコにしてもらったら、ヒィヒィ言いながらモラを沢山くれた。
次の日警備の人が家に来たけど、その日は普通に髪を結んでたし、何も知らない少年を演じたらすぐ納得して帰って行った。アルハイゼンの家にも来たらしいけど、何ごともなく追い返せたそうだ。
「可愛くすれば人生お得…？」
4日目、女の子の格好で女の子用の服屋に行った。
「…パリスィア、変わったね」
いや、似合ってるんだけどさ、と微妙な顔をするカーヴェに首を傾げ、解き方が曖昧な数式を質問する。
だがカーヴェが答えるより早くアルハイゼンから「そこを2乗」と口を挟まれ、パリスィアは納得したように解き進めていった。
「アルハイゼン…君は何も思わないの？奇抜な格好だと面倒なのに絡まれやすいし、教令院に通ってる間ぐらいは普通にしておいた方が…」
「でも、パリスィアはたぶんこれからもずっと教令院で過ごしますよ。早いうちから周りに慣れさせた方がマシです」
「うーん、それも一理あるんだけど、やっぱり心配だなぁ…」
カーヴェやアルハイゼンより歳下のパリスィアは当然だが教令院の学生の中でもかなり若い方だ。
若い学生は先輩を気取りたい輩共に絡まれがちだ。
ガーヴェは口論で撃退するし、アルハイゼンはそもそも近寄れないオーラを醸し出していて、そういったことは回避できるのだが…パリスィアはまだ幼すぎた。
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パァ - 待って好きですなんこれ最後に爆弾入れてきた狂えないとかふぁ？好き (11月27日 9時) (
レス) @page24 id: 3b16f5e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
爽(プロフ) - え？すばらし、かわい…かわい、え？女の…おとこ…かわい。 (2023年2月18日 13時) (レス) @page22 id: 8c728e4c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よつばし | 作成日時：2023年1月7日 11時
