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第六話「住人との遭遇」 ページ7

破壊されたドアからすごい勢いで入ってきたのは3人。

さっきの美少女、目つきの悪い同い年くらいの少年、長い赤毛が特徴の女性だった。


「あのさっちゃんについに婚期が・・・!」

「しかも外人の彼女とかどこで知り合ったんだよ!」

「本当すっごい美少女ね!かなり若いみたいだけどいくつなの?」


一気に質問されても困る。とりあえず不本意かつとんでもない勘違いを晴らさねばなるまい。


「この人は白崎雪くん。今日からここで一緒に暮らすことになりました。」

「どうも、白崎雪と申します。ちなみに四葉さんとは今日知り合ったばかりなので何もないです。そして僕はれっきとした男子高校生ですのでよろしくお願いします。」


にっこりと効果音がつきそうなほど満面の笑みを向けると3人はぽかんとした顔で固まった

四葉さんはいまいち状況がつかめていないのかニコニコしながら首をかしげている


「なんだ、オカマかよ」

「あ?」


今目の前の目つきの悪い彼に聞き捨てならないことを言われた。
今、まさかとは思うが僕のことをオカマって言わなかったか??


「わかりづらい見た目しやがって。俺は部屋に戻んぞ」

「おいこら訂正しろよヤンキー野郎」

「あぁ!?誰がヤンキーだコラ!」

「おm・・・あなたのことです、さっきの発言訂正してください。」

「見たとおりの事言っただけだろうが何か文句あんのか!俺はヤンキーじゃねぇ!!」

「まぁまぁお二人とも落ち着いて・・・」

「「こいつ/この人のせいだ/です!!」」


うわぁ、第一印象最悪だよなんだこの人・・・・

額をつき合わせてにらみ合っていると後ろから両腕をつかまれた
あっ折れるっ・・・・


「け、喧嘩はだめ!」

「わわわかったからは、離してくれます・・・・?」


腕がみしみしといやな音を立て始めていると女の子はやっとのことで手を離してくれた


「ご、ごめんなさい・・・私ちょっと力加減がうまくできなくて・・・・」

「気にしないでください・・・・」

「いででででででで!!!!!死ぬ!!!!!折れる!!!!!!!」

「今のはアンタが悪いわよ!ちゃんと謝って自己紹介しなさい!!」

「は?なんでおれg・・・・いでで!離せよ!!!!」


あっちの女性じゃなくてよかった・・・・ひ弱な僕じゃポキッといってた・・・・

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作者名:雪弥 | 作成日時:2019年4月8日 21時

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