鷹の目の心Ⅲ (ページ30)

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突然聞こえたその声に、みな思わず声の聞こえた上を見上げた。

ルフィ
「...サボ！！」

サボはスタッと降り立った。

サボ
「無事でよかった！ミアが捕まったって聞いて心配したんだが...」

ルフィ
「サボ！なんでお前ここにいるんだ？」

サボ
「俺たち革命軍も、ミアの力のことについては調査してるんだ。
特に、あの刀の力は強力だ。まだなにか隠された力がある...」

ロビン
「ミアが狙われているのは、死者を復活させる能力だけじゃないの？」

ロビンはサボに尋ねる。

サボ
「よく考えてもみろ。その力は刀に宿ってる力だ。
ミアは別に必要ないだろう？
わざわざミアごと...つまり、あいつがいなきゃならない理由があるんだ。」

ルフィ
「理由ってなんだ」

サボ
「それはまだ調査中だ。まあ、なんとなく予想はついてるんだが...俺たちは今、ホジョホジョの実って言う悪魔の実を探してるんだ」

ミホークは、聞き覚えのある実の名前に反応した。

ミホーク
「使用者の能力を上げるという悪魔の実か？」

サボ
「そうだ。なんだ、お前知ってるのか？」

ミホーク
「知っているも何も、俺が持っている」

一同
「「えぇー！！」」

ルフィ
「な、なんでお前が持ってんだよ！」

ナミ
「そうよ！ミアにあげればよかったのに！」

ミホーク
「そう簡単な話でもないだろう」

サボ
「そうか...じゃあまだ、ホジョホジョの実は海軍の手に落ちてないんだな！」

サボはほっと胸を撫で下ろした。

ゾロ
「んで、その実がどうだってんだ？」

サボ
「海軍は恐らく、ミアかその刀にホジョホジョの実を食わせようとしてる。
そうすれば、ミアの護人の力も増大し、刀の能力も引き上げられる。その先の真の目的は
まだわからない」

サンジ
「とりあえず、お前たち革命軍はその実を海軍に渡さないことと、ミアちゃんの救出が目的ってことでいいんだな？」

サボ
「ああ。俺たちは彼女を保護したいと思っている」

ミホークは、サボたちの会話を聞きながら、セインのことを考えた。
その実を差し出したのは彼だった。
強要はしなかったものの、セインは島に留まり続けているにしては、外の情報をよく知っていた。

ミホークはセインをずっと疑っていた。