鷹の目の心Ⅲ (ページ18)

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『あんたたち麦わらの一味は危険だ。世界に影響を及ぼしかねない海賊だ。直ぐに捕らえ、インペルダウンへ連行する...』

ミアは剣を構えた。
暗く冷たい目をしたミアを見て、ブルックは胸を痛めた。

ブルック
「どうしてそこまで...！海軍に一体何をされたというのですか...！」

『私はこの身に正義を背負った。悪は根絶やしにする。この身に刻む想いを遂げるために』

ブルックが気づいた時には、ミアはブルックの背後で剣をしまっている。

ブルック
(まさか....これは.....)

『遅い。』

ザザッ！ザンッ....！バシュ！

ブルック
「あ......そんな....」
(全く見えなかった....。まさか、ここまでの速さ...)

ナミ
「ブルックーーーーーーー！！」

サニー号から見ていたナミは叫んだ。

サンジ
「ナミさん...！なっ...ブルックが...くそっ...」

サンジは砲撃を防ぐので精一杯だ。

『次は誰だ...？私の相手をしてくれるのは！』

ミアが地面を踏み込んだその時。

？？
「お前...俺の仲間に手ェ出してんじゃねええええ！！」

物凄いスピードで近づいてくる者の気配。

ドン！！

ミアは直立したまま刀一本で容易に拳を受け止めた。

『麦わらの....ルフィ』

その姿を見て、ルフィは唖然とした。

ルフィ
「....！！！！ミア....！！お前なんでこんな...！」

『貴様が一番危険な人物だ』

ゴッ！....ドゴォ！

刀を振るい、ルフィを弾き飛ばした。
地面に食い込みながら、ルフィは頭の中を必死に整理しようとする。

ルフィ
「あ...あいつまさか...」

最悪の推測が、ルフィの頭を横切った。

ゾロ
「ルフィ！大丈夫か？」

ゾロはルフィの身を起こし、敵の姿を見据える。

ゾロ
「...お前、やっぱりただじゃ済まなかったって訳か」

ゾロは三本の刀を抜いた。