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「お頭！鷹の目です！来ました！」
シャンクス
「やっと来たか...」
大きな杯を地面に置くと、シャンクスは立ち上がった。
シャンクス
「鷹の目...！」
棺船から降りてきたミホークと目を合わせるなり、強い覇気を放つ。
動じることなく、ミホークはその覇気を受ける。
ミホーク
「わざわざ呼び出して、何の用だ。赤髪」
シャンクス
「何の用だだと！？鷹の目、お前のことだなんの考えもなしにミアを海軍に渡したりしないのは分かってる...！
理由を答えろ！」
シャンクスはミホークほ胸ぐらを掴み上げる。
ミホークは静かにシャンクスの手を振り払うと、落ち着いた口調でミアの身体の状態のことを話し始めた。
それを聞いたヤソップたちも、青ざめる。
ベックマン
「3年...か。引き延ばせた寿命はかれこれ2年。」
ルウ
「そんな...ミア」
ルウも肉を食べる手を止め俯いた。
シャンクス
「...そうか。それでお前は...」
ミホーク
「ミアには何も告げてはいない。俺がアイツを縛っていては、為にならん」
シャンクス
「いや、それは違うぞ鷹の目...！
ミアにとって、お前は生きる意味だ。お前がアイツにそんな酷いこと言ったなら、俺はお前を許すわけにはいかなくなる」
ミホーク
「貴様に何かを言われる筋合いなどない」
シャンクス
「もうミアは、『お前の女』じゃねぇんだろ...？」
シャンクスは目を細めた。
ミホークの目には、いつものような鋭さがない。
誰よりも参っていることは、シャンクスにはよく分かった。
シャンクスは大きなため息をつくとミホークの肩に手を置いた。
シャンクス
「政府に飼われる人間になっちまえば、何をされてもおかしくはないだろう。ましてやお前が突き放したともなれば、ミアは...」
ミホーク
「俺と離れている間、他に「居場所」を見つけた時、迷わぬようにだ」
帽子を深く被ると、ミホークは曇り空を見上げた。
ミホーク
(お前の自由だ....ミア」
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年10月3日 22時
