鷹の目の心Ⅲ (ページ11)

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ルフィ
「いねぇ...！もう2日だぞ！」

ナミ
「もしかしたら、もう島を出てるんじゃ...」

サンジ
「上空からも見当たらねえ...！クソ！鷹の目のやつミアちゃんを一体どこに...」

ルフィたちは、突然姿を消したミホークとミアを探していた。

彼らの慌てぶりとはよそに、ローは座ったまま息を吐いた。

ロー
「海軍に連れて行ったと考えるのが妥当だ。」

ルフィ
「だから！鷹の目がそんな事する訳ねえだろ！」

ロー
「よく考えろ麦わら屋。今はどれだけ辛かろうと、生きてりゃなんとかなる。
３年の寿命を伸ばすには海軍に引き渡すしかねぇ。
伸ばしてもらえばあとは奪い返せばいいだろ」

ルフィ
「あいつは海軍に酷い目に遭わされてんだぞ！」

ロー
「それじゃああと３年で死ねと言ってるようなもんだろう！」

揉めていると、ニュースクーが新聞を持って飛んできた。

チョッパー
「ありがとう！」

チョッパーは新聞を受け取り、広げてみる。
顔を真っ青にすると、ルフィたちに駆け寄った。

チョッパー
「大変だ！！ミアが！ミアが！！」

皆、新聞の周りを囲むとその記事に釘付けになる。

ルフィ
「あんにゃろう....！」

ロビン
「やっぱり...そういうことなのね」

新聞には、高額の賞金首のシセルバ・ミアが王下七武海・鷹の目のミホークにより捕らえられたとの記事が大きく載っていた。

ルフィはやり場のない怒りを島の岩にぶつけ、粉砕した。

ゾロは、その行動に驚きながらもミホークの心の内を悟る。

ゾロ
「柄じゃねェな...」

晴れ渡る空を見上げ、ミアの無事を祈った。