No.32 ページ32
書斎に戻るとバッグがソファの上に置いてあった。
ソファの前のテーブルには
バッグの中身と思えるものが散らばってる。
私のじゃないし.....。
玲奈だったら連絡来てるし.....。
環くんかな.....。
ってことはおじいちゃんは
来るのを知ってたのかな。
奥の部屋に入って冷蔵庫にプリンを入れる。
.....。
なんだろこの音。
スタジオから漏れて聴こえる
心躍るような楽しい音楽。
ちょっと覗くだけ.....。
やっぱり環くんだった。
でも、いつものぽわわんとした顔の
環くんじゃない。
すごくかっこよくて、綺麗。
真剣な顔をした環くんを初めて見たかもしれない。
あまりのかっこよさに心臓らへんが
ドキドキしてる。
なに.....これ.....。
なんだろうこの感覚は。
「.....なに、してんの。」
『.....あ、の来たら居たから.....えっと.....』
「音漏れるから、入って。」
『うん.....見ててもいい？』
「いいよ。」
何故こんなことを言ったんだろう。
でも、
もっと見ていたい。
心に焼き付けたい。
無意識にそう感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちポン(プロフ) - 鬼多見さん♪ありがとうございます♪亀のようなゆっくり更新ですがよろしくお願いします_:(´`」 ∠):_ (2016年12月17日 18時) (
レス) id: f238df1c0e (このIDを非表示/違反報告)
鬼多見 - 最高です！ 続きが気になります！ (2016年12月17日 0時) (レス) id: 23feb12ba9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れたす | 作成日時：2016年12月14日 0時
