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『そう…だね…』
ミアは、がっくりと膝をついた。
『せっかくみんながくれた命を投げ出すようなことしちゃ…だめだよね」
自分の拳を、強く強く握りしめた。
すべきことは、復讐ではないのかもしれない…。
二度と、大切なものを失わないために…強くなりたい。
もしも、この先大切なものが見つかった時に、自分の力だけでその大切なものを守れるように…。
ミホーク
「弱き者よ...貴様は一体、何を望む？」
ミアは、顔を上げた。
『あなたの...力になりたい！』
ミホークは一瞬驚いた顔をしたが、目を閉じ息を吐いた。
ミホーク
「下らん....。俺の隣に立ちたければ、強くなることだ」
ミホークは、傷だらけの娘に手を差し伸べた。
ミアは、差し出された手を取り、立ち上がった。
ミホーク
「ならば、今はどんな事が起ころうとも、守り抜くのが俺の役目だ」
細くも鍛えられた腕に力強く抱きしめられる。
そのやさしさに、ミアは涙を流した。
焼き払われた故郷と、守るべき秘宝。
大切なものを失った悔しさと、居場所を与えてくれた恩人の優しさに、声を上げて泣いた。
ミホークは決して何も話さず、静かに自分の腕の中で涙を流し続ける娘を見守った。
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3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (
レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ありがとうございます！！毎日そこそこ更新できたらと思ってますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 05347d2a10 (このIDを非表示/違反報告)
3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！とても面白い作品で見てて楽しいです！ミホークの小説は数が少ないのでそうだから投稿してくださってありがとうございます！これからも頑張ってください！！楽しみに読ませてもらいます！！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年9月5日 11時
