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『ふぅ..いいお湯だった...』
ミアは風呂場を出て扉を開けると、ミホークが待っていた。
『！？』
ミホーク
「今日は珍しく長風呂だったな。疲労でも溜まっていたか？」
『いや...なんでもないよ！』
せっかく収めた興奮や感情が再び蓋を開けて出てこようとする。
ミホーク
「そうか...明日は出かける。早めに休んでおけ」
ミホークはそういうと、風呂場へと入って行った。
『出かけるって...どこに？』
独り言の様に呟くと、ミアも部屋へと戻った。
パタン
『ミホークとお出かけ...考えただけで緊張する...！』
ミアは愛刀を抜き、手入れをしようとした時だった。
『え！？欠けてる...刃こぼれ...』
黒刀と交える間に、いつのまにか刃が僅かに欠けてしまっていた。
『欠け...欠け...どうしよ...』
とにかく、明日のお出かけでいい鍛治氏を見つけて直してもらわなければ。
(でも...できればミホークにはバレたくないなあ...)
はぁ、と溜息をつくと、凹んでいても仕方ない！
と、眠りにつくのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次の日。
ミアは出かける支度を済ませ、ミホークの部屋を訪ねた。
コンコン
『おはよう、ミホーク...。』
すると、静かに扉が開きますミホークが出てきた。
ミホーク
「今日は随分と早起きじゃないか」
と、言いながらも自分も準備万端な様子だ。
ペローナ
「おめえらいつ帰ってくるんだ？」
『え、ペローナは行かないの？』
ペローナ
「アタシはパスだ。久し振りにのんびりしてたいしな」
ペローナは傘をクルクル回しながら答えた。
『じゃあお留守番よろしく！』
ペローナ
「どうせ誰も来やしねえよっ！」
そんな会話をしながら、ペローナは海岸まで送ってくれた。
『これが棺船...』
初めて見る特徴的なミホークの船に感嘆した。
ミホーク
「生憎、俺以外を乗せることは想定していないのでな。ここに座っているといい」
ミホークは席を譲る。
『いやいやいや！私こそその辺に座るからいいよ！航海術も皆無だし！』
ミホーク
「そうか..?」
ミホークとミアは、クライガナ島を出発した。
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3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (
レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ありがとうございます！！毎日そこそこ更新できたらと思ってますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 05347d2a10 (このIDを非表示/違反報告)
3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！とても面白い作品で見てて楽しいです！ミホークの小説は数が少ないのでそうだから投稿してくださってありがとうございます！これからも頑張ってください！！楽しみに読ませてもらいます！！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年9月5日 11時
