欠けた刃 ページ19
ペローナ
「おいミア！風呂ができてるぞっ
はやくその汚い体をあらってきやがれ」
『ありがとうペローナ！よーしじゃあさっぱりしてこようかな...。ミホークも一緒に...』
(私は今何を言おうとした！？///)
自分のありえない発言に衝撃を受けてしまう。
ペローナ
「ほぉ...？なかなかやるなミア」
『ち！違くて！ついそのほら修行に付き合ってもらっちゃってるから一緒に癒されるって意味で！！』
ミホーク
「先に入ってこい。俺はお前の後でいい」
ミホークは動じることなくあっさりと答えた。
流石、大人の貫禄。
『そ、そーだよね！！ごめん！』
ミアは恥ずかしくなりダッシュで風呂場へ向かった。
(やばかった...私はなんて発言を...)
湯船に浸かりながら、ミホークに横抱きにされる心地よさを思い出す。
あの温もりと、しっかりと抱えてくれているのに優しさの溢れる手つき....
.....///
思い出せば思い出すほど愛おしくて、どうしていいか分からない。
(まだ...あってからそんなに経ってないし...彼のことほとんど知らないのに..)
ぬくもりに触れるたび、ますます「好き」の感情が高まる。
『こんな気持ち...初めて....』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ペローナ
「お前、ホントは分かってんだろ！」
ミホーク
「なんの話だ？」
ペローナは相変わらずなんでもない様な顔をしているミホークに問いただす。
ペローナ
「あいつの気持ちのことだ！お前だってそんなに鈍くねぇだろうが！」
ミホーク
「ミアが俺にどんな感情を抱いていようと関係あるまい。」
ペローナ
「そ、そういうとこだぞ！！」
ペローナはピーピーと文句を垂らす。
ミホーク
「それに、俺に言いたいことがあるなら直接言ってくるだろう。」
ペローナ
(まさかこいつ...！告白待ち...なのか！？)
ミホーク
「俺から言えることは、あいつの剣への助言くらいだ」
ペローナ
「そーかよ！男らしいとこあんのかと思ったらそうでもないんだな！ちぇっ！」
ミホーク
「さっきからなんの話をしている」
ミホークは不機嫌そうに顔を上げた。
ペローナ
「あ？だから...」
(いや、待てよ...まさか...気づいてない...のか！？)
ミホーク
「そろそろ上がる頃だろう。」
ミホークは立ち上がると、風呂場へと向かって行った。
ペローナはぽかんと口を開けたまま呆然とした。
ペローナ
(あんなに...露骨なのに!!)
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3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (
レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ありがとうございます！！毎日そこそこ更新できたらと思ってますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 05347d2a10 (このIDを非表示/違反報告)
3aIgtBqf0I85qPx(プロフ) - 初めまして！読ませていただきました！とても面白い作品で見てて楽しいです！ミホークの小説は数が少ないのでそうだから投稿してくださってありがとうございます！これからも頑張ってください！！楽しみに読ませてもらいます！！ (2019年9月5日 23時) (レス) id: 55e009e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉 | 作成日時：2019年9月5日 11時
